無痛分娩費用の助成

更新日

東京都では、希望する方が安心して無痛分娩を選択できるよう、要件を満たした都民の方を対象に、無痛分娩に要した費用を助成します。

1. 対象となる方(助成要件)

以下のすべての条件を満たす方が対象です。

項目 要件
出産日

令和7年10月1日以降に出産した方
※ただし、令和7年10月1日以降に無痛分娩を予定していた方が、令和7年9月30日以前に出産した場合、必要書類により確認できれば対象となります。

※10月1日が過期産となるような計画日の設定や単に助成事業の対象とするための設定など、医学的に妥当性が認められないものについては、助成の対象外とします。

分娩方法 硬膜外麻酔または脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔による無痛分娩を受けた方
医療機関

東京都が公表する「対象医療機関」で出産した方

※ただし、「対象医療機関」から抹消された医療機関で出産した方については、対象外となります。対象でなくなった医療機関は以下をご確認ください。

【現在該当医療機関はございません。該当がある場合はこちらに掲載します。】

居住地

都内自治体で妊娠の届出を行い、母子健康手帳の交付を受け、以後助成金の申請日まで継続して都内に住民登録がある方

都外自治体で、妊娠の届出を行い、母子手帳の交付を受け、その後、都内に住民登録を移した場合は対象外となります。

申請期限

出産日の翌日から起算して1年以内(厳守)

※例:令和7年10月1日に出産された場合の申請期限は、令和8年10月1日となります。

※東京都無痛分娩費用助成事業実施要綱及び交付要綱も必ずご確認ください。

2. 助成対象となる費用

無痛分娩に係る費用として出産した方に請求されたもの

硬膜外麻酔の手技や管理費用等、麻酔の薬剤費、無痛分娩に係る一連の医療行為に要した費用。

 

※助成対象外※

  • 室料差額・個室料・食事料等
  • 文書料など医療行為に直接関係しない費用
  • 保険適用となった費用(例:緊急帝王切開など)

※異常分娩に切り替わった場合でも、切替前に行われた自費徴収分の医療行為が領収書・明細書で確認できれば対象となることがあります。

3. 助成金額

最大10万円

  • 10万円を超える部分は自己負担となります。
  • 無痛分娩に係る一連の医療行為1回につき1度のみ助成されます(多胎児の場合も同様)。

4. 対象医療機関

対象医療機関の一覧は以下からご確認ください。

【2025年9月30日時点】対象医療機関一覧(Excel)

  • 一覧は随時更新予定です。
  • 掲載されていない医療機関についての今後の予定はお答えできません。
  • 各医療機関における無痛分娩の予約方法や実施方法等については、各医療機関に直接お問い合わせください。

5. 申請方法

 申請は、電子申請にてお願いいたします。

 なお、申請者は無痛分娩に係る医療行為を受け、費用の請求を受けた本人(出産した方)としてください。

 以下URLにアクセスし、申請フォームに必要事項を入力の上、申請してください。

東京都無痛分娩費用助成事業 助成申請フォーム

(令和7年10月1日から申請受付を開始いたします。)

  • 必要書類は、以下をご確認ください。写真やPDFなどにしていただいた上で、上記の申請フォームに添付する形で申請いただきます。
  • 郵送による申請は受け付けておりません。
必要書類 留意事項等
住民票の写し ・申請者ご本人及び子の氏名の記載があるものを提出してください。
・マイナンバーの記載はないものでお願いいたします。
・申請日から3か月以内に発行されたものに限ります。(発行日も確認いたしますので、全体が見えるような形で提出してください)
対象医療機関から発行された領収書 ・出産年月日や無痛分娩に係る費用が記載されたものをご提出ください。
・原本はご本人で保管してください。
対象医療機関から発行された明細書

・出産年月日や無痛分娩に係る費用が記載されたものをご提出ください。
・原本はご本人で保管してください。

母子健康手帳の表紙及び1ページ目

・申請者及び出生した子の氏名が分かる必要があります。

・1ページ目は出生届出済証明が記載されているページとなります。

戸籍全部事項証明書

母子健康手帳交付時と氏名が異なる場合等は、旧氏名がわかるものを提出してください。住民票で旧氏名表示が不可の場合は、戸籍の全部事項証明書もあわせてご提出ください。

戸籍の附票の写し 母子健康手帳交付時から申請日までの間に都内で区市町村をまたぐ転居をされた場合においては、母子健康手帳交付時の住所から申請時の住所までが記載された戸籍の附票(外国籍の方の場合は除票)もあわせて添付が必要です(都外に転居していた場合は対象外)。
通帳のコピー等 事故防止のため、口座番号が記載された通帳のコピー・キャッシュカードの画像データ・口座情報が分かるスクリーンショット等の添付にご協力ください。
その他書類

・令和7年10月1日以降に無痛分娩により出産予定であったことを証明する場合、第4号様式を用いて該当の対象医療機関で作成した証明書を添付してください。

ダウンロードはこちら(第4号様式 出産予定日等証明書)からお願いします。 


・妊娠4か月以上(妊娠85日以上)の分娩で、流産や死産の場合、死産証書(死胎検案書)の写しを添付してください。
 死産証書(死胎検案書)の写しを紛失等のやむを得ない理由により、提出ができない場合、死産証書(死胎検案書)と同様の医師が作成した書類を添付してください。

6. お問い合わせ先

東京都無痛分娩費用助成コールセンター
電話 0120-620-620(平日9時から17時まで※土日祝日並びに年末年始を除く)

  • ※都庁代表電話では対応できません。
  • ※無痛分娩の詳細は医療機関へ直接お問い合わせください。
  • ※医療に関する相談・苦情については、患者の声総合窓口をご利用ください。

7. 無痛分娩に関する情報

動画「無痛分娩をお考えのみなさまへ」

妊婦の皆様が自らの出産方法を安心して選択できるよう、分娩の流れ、硬膜外鎮痛法を用いた無痛分娩の特徴やリスク等を盛り込んだ動画を作成しました。

診療科(産婦人科、麻酔科)別に2部構成で分かりやすく説明しています。ぜひご覧ください。


 

パートごとのリンクは以下からご覧ください。

【無痛分娩をお考えのみなさまへ】はじめに:本動画についてのご紹介

【無痛分娩をお考えのみなさまへ】産婦人科編:分娩の基礎知識

【無痛分娩をお考えのみなさまへ】麻酔科編:無痛分娩について

無痛分娩Q&A

妊婦やご家族向けに、無痛分娩について分かりやすくまとめられたQ&Aが公開されています。

無痛分娩Q&A(日本産科麻酔学会)

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