緊急避妊について
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緊急避妊薬(アフターピル)とは、コンドームの破損、ピルの飲み忘れ、レイプにあった、避妊なしの性交で妊娠したかもしれないときに使う方法のひとつです。性交から72時間以内に薬を内服することで高い割合で妊娠を防ぐことができます。
現在、我が国で使える緊急避妊薬は商品名が「ノルレボ錠1.5mg」もしくは「レボノルゲストレル錠1.5mg「F」」の2種類です。
※あくまで緊急時に使う方法で、日常的に使うものではありません。また、緊急避妊ピルは妊娠を防止しますが、100%ではありません。
※この薬を服用した後に、不正子宮出血や頭痛、吐き気、倦怠感、眠くなるなどの月経時にみられる症状があらわれることがあります。また、服用後は排卵が遅れて妊娠しやすくなることに加え、緊急避妊薬は服用後の性交による妊娠を防ぐことができるわけではないため、定期的な避妊法の使用を考えましょう。
緊急避妊の診察ができる病院検索システム
下記URLから緊急避妊の診察ができる病院を検索できます。
https://www.kinkyu-hinin.metro.tokyo.lg.jp/HospitalSearch/top.html
※2023年7月に東京都が調査を行い、公表可とご回答いただいた医療機関のみ掲載しております。
受診の際は、
・予約は必要か
・金額はいくら必要か
・緊急避妊薬の処方に年齢制限はあるか 、などを
電話やホームページで確認 してから受診をお願いいたします。
なお、システムに掲載している医療機関の一覧は以下のとおりです。
緊急避妊の診察ができる病院一覧(PDF:2,278KB)
その他の検索方法
以下においても医療機関・薬局の検索ができますので、ご活用ください。
※緊急避妊薬を一部薬局で試験的に販売しています
(現在、処方箋なしで緊急避妊薬を販売することは認められていません。処方箋なしに緊急避妊薬を適切に利用できる仕組みを検討するために、薬局での販売方法などについて情報を集めるための調査研究を行っております。)
※ナビイでは、キーワードに「緊急避妊」と入力し、検索してください。
緊急避妊に係る診療が可能な産婦人科医療機関等一覧(厚生労働省)
オンライン診療に係る緊急避妊薬の調剤が対応可能な薬剤師及び薬局の一覧(厚生労働省)
緊急避妊に関する相談窓口等
東京都性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センター
同意のないセックスや避妊に協力しないことは、たとえ交際関係や夫婦関係であっても性暴力となります。万が一、性犯罪・性暴力被害にあった場合は、以下の窓口に相談してください。
東京都は、民間支援団体、医療機関、警察等と連携し、性犯罪・性暴力被害に遭われた方からの相談を24時間365日受け付け、被害直後から、相談、医療、精神的ケア等の必要な支援をワンストップで行う体制を構築しています。
相談は、東京都が連携する 性暴力救援センター・SARC東京 が受け付けています。相談窓口に関する詳細情報は こちら よりご覧ください。
電話番号:#8891 または0120-8891-77
また、警視庁などの公費支出制度や他の公的な金銭給付を受けられない場合に助成金を交付しています。
性犯罪被害相談電話 #8103(ハートさん)
性犯罪の被害にあわれた方が少しでも相談しやすいように、警察庁で設置した全国共通の短縮ダイヤル番号(#8103)です。都内でこの番号にダイヤルすると、警視庁の相談窓口につながります。
医療費等の助成・病院の紹介・カウンセリング
性犯罪の被害にあった方への産婦人科などの紹介や緊急避妊薬、性感染症検査費用、人工妊娠中絶費用について一定の条件の下、一定額までの費用を警察で支払います。
また、あらかじめサポートや配慮などの協力を約束してもらった産婦人科などの紹介や犯罪被害者支援室のカウンセラーが被害者からのお話を伺うなどの対応を行っています。
その他の相談窓口
都内にお住まいの方を対象に、妊娠や出産に関する様々な悩みについて、電話やメールで相談に応じています。
都内にお住まいの方を対象に、「妊娠したかも?」という悩みや疑問に、24時間365日チャットボット形式でお答えします。
都内に在住・在学・在勤の中学生以上の10代の方を対象に、看護師等の専門職が思春期特有の様々な悩みに関する相談にお答えします。
また、わかさぽの対面相談では、医療機関への同行による緊急避妊の支援を実施しております。詳細はホームページをご確認ください。
性感染症にも注意!
性感染症は、ウイルス、細菌、原虫などが、性器、泌尿器、肛門、口腔などに接触することで感染します。
しかし、症状が軽かったり、なかったりすることもあり、気がつかない間に感染していることがあります。
※近年流行が拡大している梅毒は、性器や校門、口にしこりができたり全身に発疹が現れたりしますが、
一旦症状が出ても消えるため、治ったと間違われることがあります。
詳細は、以下リンクをご覧ください。