指導科の紹介
指導科は、センターの中で入園・入所事業等での療育サービスの提供と、通所事業を担っています。
【入園・入所事業等】
利用者にとってセンターは生活の場といえますので、生活されている皆様の生活の質(QOL)の向上を図るために、一人ひとりを尊重しニーズに対応したサービスを提供しています。心理・保育士・指導員がチーム一丸となって取り組んでいます。
≪職員体制≫
1.福祉(保育士等)(B1・B3病棟、A1病棟)
2.福祉(児童指導員)(各病棟、通園クラスを担当)
3.心理指導員(外来、各病棟、通園クラス、通所を担当)
≪主な業務内容≫
入所療育部門(B1病棟):医療型障害児入所施設・療養介護事業所(旧重症心身障害児・者施設) 40人
指導科スタッフと病棟看護師等が連携をとって、利用者一人ひとりのニーズに応じて、成長・発達の促進、日中活動・余暇活動の充実および社会性の促進を図っています。本人の意思を尊重し個別の要望に応えることによってQOL(生活の質)を高めることが目標です。主な内容は以下のとおりです。
(1)グループ活動
利用者全員を対象として、一人週1回実施しています。年齢や障害程度の差が大きいため、性別や興味・状況に応じてグループ分けしています。
病棟での日常生活とは異なる経験の場を提供することを目的にしています。
毎月、グループ毎の外出も行っています。
(2)病棟活動
グループ活動がない日でも余暇時間を楽しめるように、利用者の興味や状況に合わせた支援を行っています。
(3)個別活動
各利用者の個別のニーズに応えるために職員と一対一で過ごせる時間を確保しています。一人ひとり個性や要望をきめ細かく把握して楽しい時間となるよう配慮しています。
(4)個別外出活動
少人数の利用者との外出を計画的に実施しています。
(5)各種行事の企画・実施
「夏まつり」や「遠足」など、生活の質の向上につながる各種行事の企画・実施を行っています。
入園療育部門(B3病棟):医療型障害児入所施設・療養介護事業所(旧肢体不自由児施設) 30人
就学前から特別支援学校を卒業した年齢までの児童・利用者が在園しています。指導科スタッフと病棟看護師等が連携をとって、各児童の成長・発達の促進を図り、一人ひとりを尊重したサービスを提供することで生活の質の向上を目指しています。
(1) 幼児(就学前入園児)への支援
保育活動・就学前指導・通園部門との交流、また、近隣保育園との交流等を実施しています。
(2)学童(就学児)への支援
1)オープングループ
映像・カラオケ、運動などのプログラムを水曜日の午後に行っています。
月に1回はB1病棟との合同オープン活動を行っています。
2)土曜日のプログラム
隔週土曜日に散策・おやつ作り・制作・音楽遊び・運動などのプログラムを実施しています。
3)個別活動
個別の対応が適している児童及び個別課題の支援プログラムを要する児童には個別活動を提供しています。
(3)在園中の卒業年齢利用者への支援
1)グループ活動
平日の午前中に社会性の獲得、生活の質の向上を図るため、各種グループ活動を提供しています。制作・おやつ作り・買い物・ドライブ・周辺散策・近隣通所事業との交流などを行っています。
2)バス外出
月に1回程度外食経験も含めて実施しています。
(4)各種行事の企画・実施
「遠足」や「季節の行事」など、生活の質の向上につながる各種行事の企画・実施を行っています。
医療小児病棟(A1病棟)、医療成人病棟(A2病棟)における日中活動の提供
入院時の教育、保育を保障するため、小児病棟(A1)入院児童及び家族への支援・保育活動を提供しています。平日午前はグループ活動、午後に個別活動を実施しています。
成人医療棟(A2病棟)においても週1回指導科スタッフが各種の余暇的活動を提供しています。
通園療育部門
児童指導員、心理指導員がそれぞれ各クラスの保育活動に入るほか、心理指導員が発達検査、家族との面談等を行っています。
ボランティア・その他
北区社会福祉協議会ボランティアセンター等にもご協力いただき、随時ボランティアを募集し受け入れています。イベントや行事の手伝いなどの他、グループ活動、個別活動などにおいてもボランティアの継続的な参加が定着しつつあり、利用者のQOLの向上に欠かせない存在となっています。
【通所事業】
在宅の重症心身障害者がご家族とともに住み慣れた地域社会の中で、できるだけ長い期間生活していけるように、自宅からの通所により、健康管理、日常生活の支援等の必要なサービスを行っています。
お問い合わせ
このページの担当は 東京都立北療育医療センター指導科 です。