リハビリテーション科の紹介
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リハビリテーション科は、外来、通園及び通所を利用されている方々を対象にした外来部門と、長期入所及び短期入所を利用されている方々を対象にした入所部門との2部門に分かれています。小児から成人まで、さまざまな疾患や障害のある方々の、幅広いリハビリテーションを提供しています。
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リハビリテーション科の外来部門は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、心理の4職種で対応しています。外来、通園、通所を利用されている方々に対して、それぞれの評価をもとに他職種や他部署と協力し、その方に合った計画を立案、適宜見直しをしながら、リハビリを提供しています。
理学療法(PT)
運動発達の遅れや障害のある方に対して、遊べる姿勢と楽しく動ける気持ちを育てるために、年齢や身体状況に応じた運動発達と家族の支援を行います。
- 運動発達の促進・助言
- 姿勢、歩行等の改善に向けた運動・助言
- 呼吸機能の改善に向けた援助・助言
- 車椅子、座位保持装置などの補装具に関する相談や作製
作業療法(OT)
運動発達の遅れや障害のある方に対して、遊びなどの様々な活動を通じて心身の発達を促し、それぞれの目標にあった支援をします。
- 上肢機能の評価・指導
- 感覚統合機能の評価・指導
- 姿勢や粗大運動の評価・指導
- 日常生活動作(食事や着替えなど)の評価・指導
- 自助具や福祉用具の適合・作製
言語聴覚療法(ST)
ことば、発音、コミュニケーションなどに課題を持つ方に対して、支援を行います。
- 言語・コミュニケーション機能、発音(構音)、文字学習などの発達状況の確認(言語評価)
- 言語理解・言語表出、発音(構音)、発達を促す指導
- コミュニケーション活動を広げるための支援
- 他施設や学校との連携
その他、耳鼻科と連携して聴力検査、小児科と連携して摂食指導を実施しています。
心理指導
対象の方の発達面や行動面、心の状態に応じた支援を行います。
- 心理評価(発達・知能・人格・認知・その他の心理検査、行動観察)
- 個別指導(心理相談・発達支援)
- 保護者支援(家庭支援・ペアレントトレーニング)
リハビリを利用されている方へのお願い
1.時間割(基本)とリハ前診察について
リハビリの時間割は、基本的には以下の通りとなっています。時間によっては、通園、通所利用者の優先枠がありますので、詳細は担当者にご確認ください。
開始前にリハビリ前診察がありますので、時間に余裕をもってお越しください。(リハビリの時間割(基本)) 1 9:05 ~ 9:45 2 9:55 ~ 10:35 3 10:45 ~ 11:25 4 11:35 ~ 12:15 5 13:15 ~ 13:55 6 14:05 ~ 14:45 7 15:15 ~ 15:55 8 16:05 ~ 16:45 2.当日の体調について
リハビリのご利用にあたっては、感染予防のため体調確認をお願いしています。詳しくは、新型コロナウイルス関連情報「▼外来を利用される方へ」をご確認ください。
リンク3.リハビリ予約に関するお問い合わせ(予約の変更、キャンセルなど)
府中療育センターの代表電話に、ご連絡ください。交換職員より、リハビリ担当者につなぎます。
電話042(323)5115 *平日8:30~17:004.リハビリの継続について
リハビリを継続して受けていただくためには、定期的な主治医による受診が必要です。
*ご不明な点は、遠慮なく各担当者までお問い合わせください。
*ご利用案内PDF版も、ご活用ください。
リンク(PDF:260KB)
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入所部門は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3職種で対応しています。療法士は重度の障害を有する利用者の方々の特性をよく理解するように努め、対応を行っています。
また機能面だけではなく、社会的な背景や利用者の方々の状態をよく把握するために、医師、看護師、保育士、ケースワーカー等他職種と連携しながらリハビリを行っています。
他に、 院内各種チーム (「痙縮治療、緩和ケア、摂食嚥下、栄養支援、院内感染制御、呼吸サポート、医療安全推進」等への参加や行事参加、種々のカンファレンス、他職種や他科との連絡調整など、リハビリ以外の業務も多く行っています。理学療法(PT)
理学療法は、入所者利用者全員に関わっています。さまざまな障害を有する利用者の方々に対して、少しでも日常生活を快適に過ごすことができるように以下のような支援を行っています。
- 運動動作能力の維持・改善
- 変形や関節拘縮の進行予防
- 呼吸機能の維持・改善
- 車椅子・姿勢保持装置など補装具や装具の検討・作製
作業療法(OT)
作業療法は、個々の利用者の方の状態に合わせ、活動を通して心身の機能維持・向上を図ります。活動は、体操・遊び・手工芸などの創作活動・パソコン活動・日常生活全般に関わる動作等、幅広い内容となっています。
- 自発的な動きを引き出せるように姿勢を整えます。
- 心地よく過ごせるような感覚を提供します。
- 自立した動作が維持できるように道具や方法を工夫します。
言語聴覚療法(ST)
言語聴覚療法では、思っていることがうまく伝わらない、コミュニケーションをとることが難しい、食べることに問題があるといった方々への支援を行っています。
- コミュニケーションへの支援
- 言語機能の評価・訓練
- 拡大・代替コミュニケーション(AAC)の導入
- 適切なコミュニケーション場面の設定
- グループ活動(2024年現在は実施していません)など
- 食べることへの支援
- 摂食嚥下機能の評価や訓練など
※必要に応じて、日常生活場面で生じるコミュニケーションや摂食などの問題についての環境調整も行っています。
病院見学について(要予約)
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・心理 及び 各学生の皆様へ
個別見学や都庁インターシップなどを通じて、リハビリテーション科の紹介をしています。
ご興味のある方は、下記までご連絡ください。
問い合わせ先 府中療育センター 042-323-5115代表
担当者 リハビリテーション科 奈良
理学療法士・言語聴覚士・作業療法士のお仕事
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