子どもを亡くした方に接する時に
あなたのまわりで悲しいできごとがおこったら
子どもを亡くされた方に接する時に
かわいい子どもを失うという体験は、両親にとっても、誰にとっても耐えがたい深い悲しいできごとです。
そんな深い悲しみの中にいるご両親に、どうしたらいいのかわからずに、腫れ物にさわるように接してしまうかもしれません。
しかし、その深い悲しみの中にあるご両親に対する、ちょっとした思いやりのある温かい言葉によって、そのご両親が、新しいスタートをきるきっかけとなるのです。
ご両親を慰めようとして、「早く忘れなさい」「もう1人子どもがいるのだからいいじゃない」「早く次の子どもをつくったら」などと言わないでください。
亡くなったお子さんは、家族の一員であり、かけがえのない存在なのです。
悲しいときの表現の仕方や悲しみを乗り越えるまでの時間は、人それぞれです。
泣くことも否定せず、「思い切り泣いてよい」という言葉かけなどで、両親の気持ちは素直になれます。
また、「いつまでも悲しんでいると子どもが成仏できない」などと言わないで下さい。
お子さんの死を受け入れ、悲しみを乗り越えるには長い時間が必要なこともあるのです。
悲しみのあまり、両親が日常の家事ができないことがあります。
そんな時は、家事や育児を手伝ってあげることも大きな助けとなります。
ご両親が悲しみから立ち直ることを信じてじっと待っていてくれる人の存在は、何よりの力になります。
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このページの担当は 子供・子育て支援部 家庭支援課 母子保健担当(03-5320-4372) です。