就労支援研修会報告(第4回)
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1.研修テーマ
「一般就労への機会拡大・就労の継続」
2.開催日時
平成18年10月20日(金曜日) 午前9時15分から12時30分
3.内容
講演 「障害者雇用の現状と今後の課題」
講師 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課就労支援専門官 箕輪 優子氏(元黄河電気株式会社人材労政部)
(事前質問及び会場からの質問への回答によりさらに理解を深める。)
4.目的
就労支援に関しては従来から障害者の自立を考える上で大きな課題であり、平成18年4月に施行された「障害者自立支援法」においてその抜本的強化が取り上げられている。
授産施設等での福祉的就労から企業での一般就労への移行が進められる中、横河電機株式会社で障害者雇用に意欲的に取り組まれ、現在は厚生労働省で就労支援専門官として活躍されている箕輪優子氏を講師にお迎えし、障害者雇用の現状と今後の課題について学ぶ。
5.参加者数
97名(区部62名、市町村部35名)
・就労支援機関 12区、5市
・主管課 5区、5市
・授産施設等 区部26、市部16カ所
・その他 4名(東京障害者職業センター、ハローワーク等)
6.アンケート結果 回収数66名 (68.0%)
大変参考になった | 34名 |
参考になった | 28名 |
期待したほどではなかった | 3名 |
無記入 | 1名 |
7.希望する研修・意見等
- これからは、授産施設の就労移行支援があらためて必要と思いました。(区部就労支援機関)
- 当区にも通所施設の中には働ける人がいると思いますが、これからも続けて施設職員にも伝え、また、家族の人にも就労に関して理解啓発をしていきたいと思う。(区部就労支援機関)
- 一般就労へ向けての取り組みだけでなく、自分自身に気づくロールプレーがあり、支援するにあたってすぐに役立てることが多くあった。
- 障害の有無に関わらず、働く人を支援するという視点で考えるということがとても勉強になった。障害者という枠にとらわれすぎて支援の方法が画一化されてしまっていないかということをもう一度考えてみたいと思った。(区部就労支援機関)
- 講師が経験された障害者雇用の現状は良くわかったし、参考になった。我々就労継続支援(授産施設)に関わっている援助者にとっては一層の努力をというメッセージは受け取ったが、やはり雇用の拡大には受け皿があって初めて成立するものであり、そのあたりを1つのデータのみで「拡大している」としていることは如何なものか?我々のあり方も課題ではあろうが、雇用主(事業主)の側の課題とそれに対する厚生労働省の考え方、方向性についてもより突っ込んだ話が聞きたかった。(区部授産施設)
- 今年度就労担当となったが、この人には就労は無理だと思っている人に対してどう接して就労に繋げていけばいいのか、自分の発言が相手にどうすればもっと分かりやすく、きちんと伝わるのかを考える場となった。(区部授産施設)
記事ID:114-001-20240814-010470