概要
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平成21年度東京都福祉保健基礎調査「都民の健康と医療に関する実態と意識」の結果
平成22年10月12日
福祉保健局
東京都では、毎年「東京都福祉保健基礎調査」を実施しています。平成21年度は、東京都内に居住する都民を対象とした「都民の健康と医療に関する実態と意識」について調査しました。
この度、主な調査結果をまとめましたので、お知らせします。
【主な結果のポイント】
自分の健康状態を「よい」と感じる人の割合は約8割で、健康や食生活をより良い方向にすることに関心がある人の割合も約9割であった。
〇 健康状態の評価 【調査結果の概要P8】
自分の健康状態を「よい」と感じる人の割合は、「よい」(24.5%)と「まあよい」(54.2%)を合わせて78.7%であった。
〇 健康や食生活の改善意欲【P9,10,11】
自分の健康や食生活をより良い方向にすることに関心がある人の割合は、「十分にある」(53.2%)と「少しある」(36.0%)を合わせて89.2%であった。このうち、改善意欲が「十分にある」人は、「朝食は必ず食べる」割合が75.2%と高く、また、改善意欲が「まったくない」人に比べて1日の食事の栄養バランスを考えている割合も高かった。
過去1年間に健診や人間ドックを受けていない人は約3割で、受けなかった理由は、「現在、健康に問題はなく、必要性を感じないから」と回答した人の割合が最も高い。
〇 過去1年間の健診・人間ドックの受診の有無【P19】
健診や人間ドックを「受けていない」割合は29.8%で、18年度調査と比べて3.8ポイント増加した。
〇 健診を受けなかった理由【P24】
「現在、健康に問題はなく必要性を感じないから」の割合が38.8%で最も高かった。
悩みやストレスがある人の割合は3年前に比べて増加し、悩みやストレスの原因として「自分の仕事」と回答した割合が最も高い。
〇 悩みやストレスの状況【P16】
悩みやストレスがある人の割合は、「よくある」(27.4%)と「たまにある」(39.0%)を合わせて66.4%で、18年度調査と比べて約6ポイント増加した。
〇 悩みやストレスの原因【P16】
悩みやストレスの原因を挙げてもらったところ、「自分の仕事」の割合が最も高く49.2%、次いで「収入・家計・借金など」が33.4%、「家族以外との人間関係」が29.9%と続いた。
〇 こころのゆとり【P18,19】
こころのゆとりを持つことができている人の割合は、「十分に持つことができている」と「だいたい持つことができている」を合わせる と66.9%であった。一方で、「まったく持つことができない」人と「あまり持つことができていない」人を合わせた割合は、男女とも40代が高かった。
調査の概要
1 調査の目的
各世帯および世帯員の健康と医療に関する実態と意識を把握することにより、東京都における保健・医療施策充実のための基礎資料を得ることを目的とする。東京都福祉保健基礎調査は毎年テーマを変えて実施している。(「都民の健康と医療に関する実態と意識」は今回初めて調査を行ったテーマ)
2 実施の概要
(1)調査基準日
平成21年10月14日
(調査期間 平成21年10月14日~11月13日)
(2)調査対象者
1、 住民基本台帳から無作為に抽出した6,000世帯
2、1のうち、調査基準日現在満20歳以上の世帯員
(3)調査方法
1、世帯と世帯員の状況に関する調査は、調査員が調査対象者を訪問し、面接聞き取りの上調査票を作成する面接聞き取り調査
2、健康と医療に関する意識調査は、満20歳以上の世帯員を対象に調査票への記入は調査対象者自身が行う、留め置き調査
(4)集計の対象
1、世帯と世帯員の状況
調査の客体6,000世帯のうち、回答を得られた3,952世帯(回収率 65.9%)
2、健康と医療に関する意識調査
3,952世帯(9,353人)のうち、回答を得られた満20歳以上の世帯員7,259人
ただし、健診・保健指導の状況については、7,259人のうち、40歳以上75歳未
満の4,230人が調査対象。
3 調査結果の概要
4 根拠
東京都統計調査条例(昭和32年東京都条例第15号)第2条第3項に基づく都指定統計調査