平成20年度第1回中途視覚障害者の相談支援事業に関する研修会報告
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7月14日(月曜日)、区市町村で障害者の相談事業に携わる職員を対象とした「中途視覚障害者の相談支援事業に関する研修会」を実施しました。
これは、受障後間もない中途視覚障害者の相談支援を実施する上で役立つ基礎知識とプログラム(中途視覚障害者向けセミナー)の持ち方を紹介する研修で、参加者数は46名(昨年は36名)でした。昨年に比較して相談支援事業者からの参加が目立ちました。また、今回は都立病院の医療相談室にも案内を送付し、2名の参加がありました。
詳細は以下のとおりです。
1 日時
平成20年7月14日(月曜日) 午後1時30分から4時45分まで
2 場所
東京都心身障害者福祉センター 4階大研修室
3 内容
(1)13:30~15:00 講義・疑似体験「視覚障害の理解」(当センンター 地域支援課)
(2)15:00~15:15 休憩 (視覚障害者向け便利グッズの展示)
(3)15:15~16:45 話題提供とディスカッション
● 話題提供 「サポーター・ミズキにおける視覚障害者支援について」
高齢視覚障害者デイサービス事業所サポーター・ミズキ 所長 内田 教子氏
● 話題提供 「障害を受けた当時の心境、生活講習会に参加して感じたこと・変わったこと」
調布市障害者地域活動支援センター 当事者相談員 道口由美子氏
● 話題提供者への質問を中心としたディスカッション
4 結果
(1)参加者数 46名
(2)アンケート回収 43名
◎参加者属性(アンケートより)
- 相談事業者 13名
- 地域活動センター等 13名
- 福祉事務所 8名
- 社会福祉協議会 1名
- 病院 2名
- その他 6名
◎講義・疑似体験
・良かった 35 ・普通 5 ・記載なし 2
◎話題提供・ディスカッション
・良かった 31 ・普通 7 ・記載なし 5
◎中途視覚障害者セミナー実施状況
・実施 12 ・未実施 20 ・不明 7
★参加者の意見・要望(抜粋)
- 疑似体験もとてもよかったし、いろいろな事例を聞いて同じ視覚障害でも本当に様々な状態や悩みを持つ方がいることがわかった。(同意見多数)
- 事業者、当事者、それぞれの視点がよくわかった。
- 当センターにおける中途視覚障害者向けセミナーに向けて非常に勉強になったと同時に事業の具体的な方向性がみえた。
- 中途障害者の方のお話しを直接お伺いする機会があり良かった。(同意見多数)
- 行政の場で仕事をしていたが複数の支援体制があることを知った。知識不足だった。今後より一層の広報活動して欲しい。
研修風景