就労支援研修会報告(2006年3月3日)
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1 研修テーマ
「福祉的就労から一般就労へ 移行支援の取り組み」
2 開催日時
平成18年3月3日(金)午後1時30分~5時
3 内容
第1部 講演「障害者雇用の現状と課題~企業開拓の戦略~」
講師 NPO法人ココロネット理事長 増田 秀暁氏
第2部 「地域障害者就労支援事業」(モデル事業)の概要と事例報告
事業概要説明
東京労働局職業安定部障害者雇用対策係長 水戸 常博氏
事例報告
- 渋谷ハローワーク 専門援助第二部門統括職業指導官田口 勝美氏
- 渋谷ハローワーク 障害者就労支援コーディネーター松本 ちはた氏
4 目的
障害者自立支援法が成立し、障害者を取り巻く状況は変化し、障害者施策は障害者が当たり前に働ける社会の実現を目指して進められてきているが、このためには、障害のある人がその意欲や適性に応じて働けるよう支援していくことが求められている。
平成17年度に国の新規事業として「地域障害者就労支援事業」が始められた。授産施設の利用者で就労を希望する者を対象とした支援チームをハローワークが中心となって設置し、就労支援計画を作成し、就労に向けた準備から職場定着までの支援を行うものである。
そこで、第1部では企業サイドの障害者雇用の考え方や企業開拓の戦略を学び、第2部ではモデル事業として「地域障害者就労支援事業」に取り組む渋谷ハローワークから事例報告をしてもらい、これから就労支援機関や授産施設が取り組む際の参考とする。
5 参加者数 117名 (23区80名、26市37名)
内訳 就労支援機関(15区、3市)、所管課(3区、7市)、
授産施設等(区部23、市部17ヶ所)、ハローワーク22名、
その他7名(東京障害者職業センター、心身障害者職能開発センター)
6 アンケート結果 回収数61名 (52.1%)
第1部
大変参考になった29名、参考になった30名、期待したほどではなかった2名
第2部
大変参考になった18名、参考になった39名、期待したほどではなかった1名
・主な感想・意見等
第1部
- 増田氏の話に納得できることが多かった。立場の違った視点からの話は自分を省みる機会となった。
- 企業の現状を知ることが重要であることを痛感した。
- 障害者である前に人間であることは当たり前のことなのにいつの間にか忘れているのではないかという大切なことに改めて気づかされた。
第2部
- マンパワーの大事さ、顔の見える支援の大事さを再認識できた。
- 出張ハローワーク、委託訓練担当者による出向いていく方法に刺激を受けた。
- 事例が具体的であり参考になった。私共作業所でも地元のハローワークと連携して就労支援を推進していきたい。
記事ID:114-001-20240814-010467