概要
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令和2年度東京都福祉保健基礎調査「高齢者の生活実態」の結果
東京都では、毎年「東京都福祉保健基礎調査」を実施しています。令和2年度は、65歳以上の在宅高齢者を対象とした「高齢者の生活実態」について調査しました。
このたび、主な調査結果をまとめましたので、お知らせします。
【主な結果のポイント】
- 介護を受けている人のうち、介護者が「子供」である割合が54.2%で最も高い。
要介護・要支援認定を受けている人で、「介護を受けている」と回答した人に介護をしている人は誰か聞いたところ、「子供」の割合が54.2%で最も高く、次いで「ホームヘルパーなどの介護職員」が35.4%、「配偶者」が30.8%となっている。【調査結果の概要P18】
- 「ほぼ毎日」外出する人は45.0%で、5年前の調査と比べて13.0ポイント減少
令和2年10月14日時点で、通常どれくらいの頻度で外出するかを聞いたところ、「ほぼ毎日」の割合が45.0%で最も高く、次いで「週2~3日程度」が20.7%、「週4日程度」が17.7%となっている。
平成27年度調査と比べると、「ほぼ毎日」の割合は13.0ポイント減少している。【調査結果の概要P29】
- 生きがいを感じている人は約8割
現在、どの程度生きがい(喜びや楽しみ)を感じているか聞いたところ、「十分感じている」と「感じている」と「多少感じている」を合わせた割合が79.9%となっている。一方、「あまり感じていない」と「全く感じていない」を合わせた割合は12.4%となっている。
また、生きがい(喜びや楽しみ)を感じるときはどのようなときか聞いたところ、「趣味やスポーツに熱中しているとき」、「夫婦や孫など家族との団らんのとき」、「友人や知人と交流しているとき」、「テレビを見たり、ラジオを聴いたりしているとき」の割合がいずれも4割を超えている。【調査結果の概要P34】
- ひとりぐらしの高齢者は、「近所付き合いがない」割合が18.1%、「相談したりする人はいない」の割合が14.6%で、全数と比較して高い。
ひとりぐらし高齢者では、近所との「付き合いがない」割合が18.1%となっており、他の世帯構成に比べて高くなっている。【調査結果の概要P32】
また、心配ごとなどの相談相手は、「世帯員以外の親族」が38.8%、「友人・知人」が37.2%で、「相談したりする人はいない」人の割合も14.6%となっており、それぞれ全数に比べ高くなっている。【調査結果の概要P35】
【調査の概要】
1 調査の目的
東京における高齢者の生活実態を明らかにし、高齢者福祉施策推進のための基礎資料を得ることを目的とする。
なお、東京都福祉保健基礎調査は毎年テーマを変えて実施している。「高齢者の生活実態」は昭和55年度から5年毎に行っており、今回で9回目である。
2 実施の概要
〇調査基準日
令和2年10月14日
(調査期間 令和2年10月14日から同年11月2日まで)
〇調査対象者
東京都内に居住する基準日現在、65歳以上の在宅高齢者6,000人
〇調査方法
郵送による自計式調査
〇集計の対象
調査の客体6,000人のうち、回答を得られた4,711人(回収率78.5%)
3 調査結果の概要
4 根拠
東京都統計調査条例(昭和32年東京都条例第15号)第2条第3項に基づく都指定統計調査第4号
5 報告書の公表
都民情報ルーム(東京都庁第一本庁舎3階南側)で有償頒布(1,037円・税別)をするほか、以下のページに掲載している。
福祉保健局トップページ >福祉保健の基盤づくり >調査・統計 >東京都福祉保健基礎調査 >令和2年度東京都福祉保健基礎調査「高齢者の生活実態」 >調査報告書全文
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kiban/chosa_tokei/zenbun/reiwa2/r2houkokusyozenbun.html