概要
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令和元年度東京都福祉保健基礎調査「都民の健康と医療に関する実態と意識」の結果
東京都では、毎年「東京都福祉保健基礎調査」を実施しています。令和元年度は、東京都内に居住する都民を対象とした「都民の健康と医療に関する実態と意識」について調査しました。
この度、主な調査結果をまとめましたので、お知らせします。
【主な結果のポイント】
- 自分の健康状態を「よい」と感じている人の割合は約8割
- 健康のために、食生活や生活習慣を改善することに関心がある人の割合は8割超
自分の健康状態を「よい」と感じている人の割合は、「よい」(23.6%)と「まあよい」(56.8%)を合わせて80.5%となっている。 【調査結果の概要P7】
自分の健康のために、食生活の改善や運動量の増加などの生活習慣をより良い方向にすることに関心があるか聞いたところ、「十分にある」の割合が41.3%、「少しある」が42.3%で、これらを合わせた割合は83.6%となっている。 【調査結果の概要P10】
- 現在(この1か月間)たばこを吸っている人のうち、禁煙意欲のある人の割合は4割超
たばこを吸ったことがある人の割合は41.6%で、そのうち「現在(この1か月間)たばこを吸っている」人の割合は38.7%(回答者全体の16.1%)となっている。 【調査結果の概要P11】
「現在(この1か月間)たばこを吸っている」人のうち、「やめたいと思う」(10.3%)と「できればやめたいと思う」(32.0%)を合わせた禁煙意欲のある人の割合は42.2%となっている。 【調査結果の概要P13】
- 毎日の生活の中で、悩みやストレスがある人の割合は6割超
- その原因は「自分の仕事」の割合が約5割
毎日の生活の中での悩みやストレスの有無を聞いたところ、「よくある」(25.4%)と「たまにある」(37.2%)を合わせた割合は62.6%となっている。その原因は「自分の仕事」の割合が48.0%、「収入・家計・借金等」が29.5%となっている。 【調査結果の概要P17、19】
- 自宅での療養を希望する人の割合は約3割
長期療養が必要になった場合(脳卒中の後遺症や末期がんなど)、理想として自宅で療養を続けたいと思うか聞いたところ、「そう思う」の割合が28.8%、「そう思わない」が25.9%となっている。「そう思う」と回答した人のうち47.7%が「実現は難しいと思う」と回答し、その理由は「家族に負担をかけるから」の割合が79.9%と最も高くなっている。 【調査結果の概要P41、42】
【調査の概要】
1 調査の目的
東京都内の各世帯及び世帯員の健康と医療に関する実態と意識を把握することにより、東京都における保健・医療施策充実のための基礎資料を得ることを目的とする。(東京都福祉保健基礎調査は毎年テーマを変えて実施している。「都民の健康と医療に関する実態と意識」は平成21年度から行っており、今回で3回目。)
2 実施の概要
〇調査基準日
令和元年10月16日
(調査期間 令和元年10月16日から同年11月15日)
〇調査対象者
東京都内に居住する6,000世帯及び調査基準日現在満20歳以上の世帯員
〇調査方法
(1)世帯と世帯員の状況に関する調査は、調査員が調査対象者を訪問し、面接聞き取りの上、調査票を作成する面接聞き取り調査により実施。
(2)健康と医療に関する意識調査は、満20歳以上の世帯員を対象に、調査票への記入は調査対象者自身が行う、留め置き調査により実施。
〇集計の対象
(1)世帯と世帯員の状況
調査の客体6,000世帯のうち、回答を得られた3,283世帯(回収率 54.7%)
(2)健康と医療に関する実態と意識
3,283世帯(7,369人)のうち、回答を得られた満20歳以上の世帯員5,627人
3 調査結果の概要
※訂正について
「調査結果の概要」12ページに誤りがありましたので、令和2年12月17日にPDFデータを修正しました。深くお詫びいたします。
4 根拠
東京都統計調査条例(昭和32年東京都条例第15号)第2条第3項に基づく都指定統計調査
5 報告書の公表
都民情報ルーム(東京都庁第一本庁舎3階南側)で有償頒布(791円・税別))をするほか、以下のページに掲載している。
福祉保健局トップページ >福祉保健の基盤づくり >調査・統計 >東京都福祉保健基礎調査 >令和元年度東京都福祉保健基礎調査「都民の健康と医療に関する実態と意識」 >調査報告書全文
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kiban/chosa_tokei/zenbun/reiwa1/r1houkokusyozenbun.html