相談支援研修会報告

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1.研修テーマ

「高次脳機能障害者への相談支援」

2.開催日時

平成19年9月26日(水曜)午後1時30分から4時30分

3.講演

「高次脳機能障害ー評価のポイントとリハビリテーションの実際」
講師 慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室 専任講師 辻哲也氏
まとめ 「高次脳機能障害者支援に関する東京都の取り組み」
東京都心身障害者福祉センター高次脳機能障害者支援担当係長 田中眞知子

4.目的

  高次脳機能障害者相談支援の充実をめざし次の3点をねらいとする。

(1)専門医より高次脳機能障害の医学的特性例及びリハビリテーションの実際について聞き、地域における相談支援システム作りと今後の課題をさぐる。

(2)高次脳機能障害者の支援に関心を持ち、取り組もうとする相談機関等に都の支援拠点の取り組み等、支援に役立つ情報を提供する。

(3)受講者へのアンケート調査により相談支援を受けている、或いは通所をしている都内の高次脳機能障害者の実態の一端を把握する。地域の支援者が求めている情報や研修内容についても把握する。

参加者数

148名(22区93名、19市3町55名)
内訳
医師(1)、保健師(32)、看護師(5)、相談・支援員(26)、福祉・介護員(20)等

6.アンケート結果

回収数126名 (85.1%)

講演 「高次脳機能障害ー評価のポイントとリハビリテーションの実際」について

参考になった 100名、 普通 25名、 無記入 1名

まとめ 「高次脳機能障害者支援に関する東京都の取り組み」について

参考になった 93名、 普通 19名、参考にならなかった 1名、 無記入 13名

主な感想・意見等

講演

  • 高次脳機能障害の症状と対応について整理することができた。
  • 障害評価、脳の機能と障害についてさらに具体的に理解出来、良かった。
  • 高次脳機能障害について、きちんと学んだことがなかったので良かった。

まとめ

  • 都心障センターの熱意ある取り組みが理解出来た。「高次脳機能障害」が大きな1つの支援カテゴリーで あることを実感した。
  • ハンドブック、リーフレット、ホームページを活用させていただきます。
  • 今後も支援拠点として、様々な情報の啓発をお願いします。
  • 都心障センターの相談件数が紹介されていましたが、地域の窓口では日々その何倍も件数があり、自分達から都心障センターへアクションを起こすのは難しいのが現状です。

写真:講師を務める辻哲也氏

記事ID:114-001-20240814-010475