就労支援研修会報告
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1.研修テーマ
「高次脳機能障害者への就労支援」
2.開催日時
平成19年7月19日(木曜)午後1時15分から4時45分
3.講演
「高次脳機能障害者の職業的課題」
~千葉県での取り組みからみえてくること~」
講師 千葉県千葉リハビリテーションセンター地域連携部 部長 太田令子氏
話題提供 「地域での就労支援は今」
1就労支援センターでの取り組み
葛飾区障害者就労支援センター長 山崎厚子氏
2作業所の取り組み
あしたの会中途障害者の第2作業所長 菊地幸子氏
情報提供 「すぐに役立つ高次脳機能障害者就労支援のヒント」
東京障害者職業センター主任障害者職業カウンセラー 高瀬健一氏
まとめ 「東京都心身障害者福祉センター就労支援係長 上野伸子
4.目的
(1)先進的に取り組んでいる近県の実践から、高次脳機能障害者の職業的課題を学ぶ。
(2)都内の実践例を知る。(一般就労への支援及び作業所における支援)障害者が安心して暮らせる社会の実現
(3)高次脳機能障害者の就労支援に関心を持ち取り組もうとする機関に支援で役立つ情報を提供する。
(4)受講者へのアンケート調査により、都内の高次脳機能障害者就労支援(福祉的就労も含む。)の実態の一端を把握する。地域の支援者が求めている情報や研修内容についても把握する機会とする。
5.参加者数
110名(23区61名、26市49名)
内訳
就労支援機関(12区、9市)、所管課(4区、10市1町)
授産施設(区部9、市部12箇所)ハローワーク13名
その他(中部総合精神保健福祉センター、心身障害者職能開発センター等)
6.アンケート結果
回収数93名(84.5%)
講演:大変参考になった43名、参考になった49名、期待したほどではなかった1名
話題提供:大変参考になった40名、参考になった48名、期待したほどではなかった3名
情報提供:大変参考になった31名、参考になった51名、期待したほどではなかった4名
高次脳機能障害者を支援している:いる64名、いない16名、無記入13名
主な感想・意見等
講演
- 高次脳機能障害の特性についてわかりやすく、理解することができた。支援のポイントも参考になった。
- 千葉県の特徴がわかりました。特に環境理解への不適応について今まで理解しにくかったのですが、適切な表現をしてくださりとてもわかりやすかったです。
- 精密な検査を実施した評価の必要性を感じました。
話題提供
- 具体的な事例がわかりやすかった。問題点など明確にしており共感がもてる。
- 福祉的就労の重大性(絶対あるんです。)をもっと訴えてほしかったです。
- ケースに取り組みながらその都度対応している姿に共感しました。いままでの受障以前のこだわりなど、 ご本人がうけいれるまで支援機関がよりそうことが大事ということが事例から理解できました。
- 地域との連携の必要性を感じる。
記事ID:114-001-20240814-010474