就労支援研修会報告(2005年10月14日)
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1 研修テーマ 「就労支援を効果的に行うためのスキルアップ研修」
2 開催日時 平成17年10月14日(金曜日)午後1時30分から5時
3 場所 東京都心身障害者福祉センター4階大研修室
4 内容
基調講演 「アセスメントやジョブコーチによる就労支援」
講師:社会福祉法人 横浜やまびこの里 よこはま・自閉症支援室就労支援担当 柴田 珠里氏
話題提供
- 就職者の定着支援:知的障害者就労支援センターすきっぷ・西村 周治氏
- 就労支援ネットワークの事例:文京区小石川福祉作業所・桑原 恵子氏
- 精神障害者支援における地域関係機関との連携について:八王子市障害者就労・生活支援センターふらん・氏平 啓子氏
5 目的 「区市町村障害者就労支援事業は、平成12年度から3年間の試行を経て、現在28箇所で事業を開始している。就労支援事業の質の維持とサービス向上が課題となっているが、平成17年度には新規開設事業所が3箇所(墨田、江東、中央)あった。本研修では、就労支援従事者が知的・身体・精神障害者の就労支援をするにあたり、就労支援事業所、福祉事務所、授産施設等の職員を対象とし、専門技術を高めるとともに意見交換を目的として開催する。
6 参加者数 89名(19区60名、19市28名、1町1名)
(内訳) 就労支援事業所(15区、6市)、所管課等(6区、10市)、施設等(区9施設、市3施設)、東京障害者職業センター多摩支所、心身障害者職能開発センター
7 アンケート
結果 回収数59名(66.3%)
<大変参考になった23名、参考になった32名、期待したほどではなかった2名>
- 主な感想・意見等
- 各機関の連携の仕方について具体的で参考になった。就労支援の援助は計画性を立て見通しを持つことが大事だと思った。
- 就労支援の基礎とその後の事例等の具体的なケースの講演の流れは、いろいろ考えることができて良かった。(区就労支援センター)
- 柴田氏はジョブコーチの経験が多く、支援者に必要な支援(発想の転換)を持っていて参考になった。(区就労支援センター)
- 自閉症傾向のある利用者へのアプローチがビデオ等で分かりやすかった。
- 就労支援は障害の種類に関係なく行われているが、方法が少し違っていることが分かった。
- 研修要望等 ・精神障害者の就労支援(就労支援センター他7名)。
- 福祉事務所としてどうかかわるか事例をまじえて学びたい。
- 個別の事例検討(就労支援センター他4名)。
- 発達障害について(就労支援センター他3名)。
- 以前就労していたが、引きこもりになっているケースへの支援方法(区)。
- 地域小規模作業所の職員と保護者向けに就労支援啓発的な内容の講演(就労支援センター)。
- 自立支援法について(障害所管課他3名)。
- 企業内通所授産について(就労支援センター)。
- 就労定着後の支援について。
記事ID:114-001-20240814-010465