養育家庭体験発表集2013年(平成25年度実施)
- 更新日
~「養育家庭体験発表集」の発行にあたって~より
都内には、様々な理由で親と一緒に暮らすことのできない子供が約4,000人います。
都では、このような子供たちが、実の親にかわり、家庭的な環境の下で生活できるように、養子縁組を目的としない「養育家庭」(里親)の普及啓発につとめています。
そして、多くの方に里親の制度を理解していただくとともに里親になっていただけるようにと、各区市町村と協力し、養育家庭体験発表会を開催しています。
この冊子は、平成25年度に開催された体験発表会において、養育家庭の皆さんに発表していただいた内容を要約し、冊子にまとめたものです。
初めて子供に出会ったときの感動、交流中の思いがけない出来事、委託後の子供の赤ちゃん返りなどの問題やあわただしい日々の様子など、子育てに奮闘している様子が描かれています。また、実名と通称名のことや実子との関係など、里子を育てることゆえの悩みについても語られています。
しかし、そういったご苦労の中にも、子供が少しずつ家庭になじんで心が通じ合っていくのが実感でき、養育家庭をやっていて良かったという話や、悩んだときに里親仲間など周りの人から支えてもらった話など、養育家庭(里親)だからこそ味わえる子育ての素晴らしさにも触れています。
より多くの都民の皆様にお読みいただければ幸いです。
平成26年9月
東京都福祉保健局少子社会対策部育成支援課長
栗 原 博
記事ID:114-001-20240814-006685