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北療だより(最新号)

北療だより第57号(2023年9月号)

本院 通所夏まつり

通所夏まつりの様子

 7月28・31日の2日間にわたり、通所夏まつりを開催しました。
 両日とも前半は模擬店コーナーでゲーム等を楽しみました。「黒ひげ危機一髪」と「早打ちガンマン」は1対1の対決で、互いに一歩も譲らない真剣勝負となりました。「チロルチョコチャレンジ」は、いかに高く積み上げるかを競いあい、「UFOキャッチャー」ではリフトを操作しお菓子をGET。また、手作りコーナーでは「キャンディレイ」を作りました。
 後半のイベントでは、28日に「ゲームフェス」と題しコインを賭けてミニゲームを行い、増えたり減ったり駆け引きしながら一番稼いだ人が総合優勝となりました。
 31日は「ダンスフェス」で、2チームに分かれ個性的な創作ダンスを披露しあい、最後は皆で仲良くフォークダンスで交流を深めました。
 外は35℃以上の猛暑日でしたが、通所の中も冷房が感じられないほどの熱気で盛り上がりました。あっという間の時間でしたが、楽しい夏の思い出となりました。

城南分園 夏の思い出

城南分園の七夕飾り

 9月に入り、少しずつ夏が遠ざかっていくと同時に秋の気配がしてまいりました。皆さんは今年の夏はどんな夏でしたか?城南分園の夏は、七夕の集いに夏まつりに、盛りだくさんの夏でした。右の写真は七夕の集いの七夕飾りです。もちろん職員の手作りですよ!これから迎える秋、冬も、皆さんと素敵な思い出を作るために楽しい企画を日々考えております。今後のイベントにもご期待ください!

ジュニアインターンシップで中学生が来てくれました

ジュニアインターンシップでのマーブリングの様子

 7月27日(木曜日)、当センターに東京学芸大学附属国際中等教育学校の2年生の生徒4名が「ジュニアインターンシップ」として職場体験に来てくれました。
 まずはオリエンテーションで当センターの概要について学んだ後、B1病棟・A2病棟で医師が働く様子を見学しました。
 その後はB3病棟で子ども達や職員と一緒に、液体の表面に垂らした絵の具が広がったり、混ざり合ったりして出来るマーブル模様を紙に写し取る「マーブリング」という絵画の技法を使い、絵の具で夏祭りに向けた作品を作りました。生徒の皆さんも子ども達も、最初は緊張した面持ちでしたが、職員のサポートを受けながら、子ども達に寄り添って一緒に作品を作っていくうちに、自然と生徒の皆さんも子ども達も笑顔になりました。その後は笑顔で一緒に盆踊りの練習をしました。

ジュニアインターンシップでの盆踊りの練習の様子

 他にも、通園科の医師から障害について学んだり、当センターの感染管理認定看護師や遺伝カウンセラーからレクチャーを受けたりしました。
 薬局や検査部門、放射線部門では、職員が付きながら実際の業務を体験しました。
 特に、検査部門では、理科の授業でも使い方を学んだ顕微鏡を使って、実際のプレパラート標本を観察し、臨床検査技師の仕事を体験しました。学校で学んだことが、社会に出てからどのように役立つのかを目の当たりにして、生徒の皆さんも目を輝かせていました。
 当センターでは、多くの学生に療育分野のことを知ってもらえるよう、こうした職場体験や実習生の受入に努めているところです。このインターンシップが、来てくれた4名の中学生にとって良い刺激となり、療育分野への興味を持ってもらうとともに、障害児・者への考え方や接し方をより深く学ぶきっかけとなることを職員一同、心から願っています。

災害用伝言版「web171」運用訓練を行いました

web171の入力画面

 9月1日の防災の日に合わせ、毎年行っている災害用伝言板「web171」の運用訓練を行い、利用方法を全職員で確認しました。
 災害発生時には、インターネットで「web171」を検索し、電話番号欄に指定の番号を入力して伝言内容を確認するというものです。今回の訓練に加えて、災害時の避難訓練も定期的に行っており、いざという時に、患者・利用者の皆様の安全を確保できるよう、センター全体で取り組んでいます。

令和4年度福祉サービス第三者評価結果のお知らせ

 通園・通所・入所の各事業では、専門の評価機関による「福祉サービス第三者評価」を受けています。評価結果は、東京の福祉に関するポータルサイト「とうきょう福祉ナビゲーション」(https://www.fukunavi.or.jp/fukunavi/hyoka/hyokatop.htm)において公表されています。
 昨年度の評価結果のうち、全体評価の一部をお知らせします。詳しくはサイトを御覧ください。

  評価講評(上段:特に良いと思う点、下段:さらなる改善が望まれる点)
本院 通園 家庭と「通園」での一貫した療育を、という考えをもとに親子通園を基本にしながら、状況の変化に柔軟に対応していく方策を模索している。
状況の変化に対応して、施設・設備の改善や利用者の減少傾向に対する対策を検討することが望まれる。
通所 健康管理を綿密に行い、利用者が通所に出席した満足感を持てるよう職員全体で支援を行っている。
送迎と入浴に対する対策は、利用者の増加と重症化の中で大事な課題となっており、引き続き対策を検討することが望まれる。

入所

(旧肢体)

特別支援学校と密接に連携して、子ども達が心身ともに成長していくよう支援に取り組んでいる。
利用者の支援をより充実していくために、引き続き職員体制の充実と人材の育成に取り組むことが望まれる。

入所

(旧重心)

医師をはじめ、多くの専門職種が協働して利用者がより良い生活を送ることができるよう取り組んでいる。
移動介助業務の負担軽減のために常勤職員の定数確保、移動用機器の導入に取り組むことが望まれる。
短期入所 医療依存度の高い人や難病の利用者も受け入れて、利用者のニーズに合わせた支援を行っている。
短期入所の利用ニーズの高まりに対応できるよう、職員体制の確保と人材育成に取り組むことが望まれる。
城南分園 通園 子どもの「やりたい」という気持ちを引き出し、その児の主体性を高めるよう支援に取り組んでいる。
通園が楽しくなり、ワクワクするような園に向けて、空間の「構造化」や視覚化などへのさらなる取り組みを期待する。
通所 調査票や支援計画の改訂、約2年かけて整備された個別支援マニュアルなど、個別支援の質向上と安心安全の支援に組織的に取り組んでいる。
安全安心の感染防止に努めながら、利用者の経験拡大に向け、アフターコロナを見据えた活気あふれるプログラムの再考が望まれる。
城北分園 通園 親子通園を原則としており、保護者向け学習会の開催や個別相談などを実施し、家族支援にも力を入れている。
蓄積された療育活動のノウハウをできる限り見える化し、次世代に引き継いでいかれることを期待する。
通所 家族との情報共有を密に図り、利用者の在宅生活の理解を深め、利用者が地域で生活を続けていくことを支えている。
利用者・家族の高齢化の課題に対して、関係機関と連携し、役割分担をして対応していくことを期待する。

お問い合わせ

北療だよりに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。

●編集責任者  事務次長 大高 祐一(※大高の「高」ははしご高です。)

●住所  東京都北区十条台一丁目2番3号 

●電話  03-3908-3001(代表)


北療育医療センターは、心身に障害がある方々の、医療と療育の総合施設です。

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