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北療だより(最新号)

北療だより第61号(2024年5月号)

新任院長の御挨拶

檀院長の写真
院長 檀 直彰

 令和6年(2024年)4月に院長に就任いたしました。
 日頃より北療育医療センターの運営に御支援・御協力を賜り、ありがとうございます。当センターは障害のある方々が地域の中でいきいきとした生活を過ごすために、療育と医療のセンター的機能を果たしている施設です。 
 療育面では、(1)通園、(2)通所及び(3)短期入所を含む入園・入所といった機能を担っています。
 また医療面では、(4)外来及び(5)入院といった保健医療機能を有しています。
 私たちは、重い障害のある方々の地域での生活を支えるために、各種施設との連携を大切にしています。
 療育面では、特別支援学校、他の通所・入所施設などと協力しています。
 医療面では、かかりつけ医、訪問看護などの在宅医療機関、救急病院などと連携してスムーズな対応を心がけています。
 新型コロナ5類移行後も感染対策に留意しつつ、当センターの機能を最大限に活用し、障害児・者の方々が地域で安心して暮らせるよう、引き続き、患者・利用者の皆様に最善の医療、療育等のサービスを提供していきます。
 また、2024年4月からは医療職の働き方改革が始まったこともあり、当センターでも業務の効率化を図り、スタッフの働きがいのある病院となるように尽力していきます。
 皆様の御理解と益々の御支援をよろしくお願いいたします。

新任副院長の御挨拶

増永副院長の写真
副院長 増永 健

 令和6年(2024年)4月より副院長として赴任いたしました、増永健と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 前任地は都立大塚病院で、2000年問題が心配されていた平成11年(1999年)よりNICU (新生児集中治療室)で新生児科医として勤務してきました。新生児医療では重症新生児にその時々での最善と思われる治療を、父母と相談のうえ行います。医療の進歩により救命される新生児は増加していますが、集中治療の結果として救命はできても残念ながら後遺症を残してしまう場合があります。そのようなお子さん方に対して、多くの場合新生児科医が退院後も継続して外来フォローアップを行いますが、発達上の問題が出現する際は当センターのような療育施設に御紹介し、専門的な療育をお願いする必要があります。都立大塚病院は幸いにも当センターから比較的近いこともあり、これまで多くのお子さん方を御紹介させていただいております。各科の先 生方をはじめ職員の皆様に感謝申し上げます。
 新生児科医として勤務していた私が当センターに持っていた印象は、療育・医療の専門家が集まる歴史ある信頼できるセンターであるというもので、NICU退院児の外来主治医としては北療でも診ていただいているという安心感がありました。現在赴任して約1か月が経過しましたが、まさにその印象通りで素晴らしいセンターあると感じています。各部署の方々が患者さん、利用者さんに寄り添いながらしっかり専門的業務を遂行しておられます。当センターでの私の仕事の一つは、職員の皆様が気持ちよく仕事をしていただける環境整備をすることかと思いますので、何かございましたら是非御相談ください。
 現在、当センターは電子カルテ導入や施設整備などが課題となっておりますが、皆様と一緒にこれらの課題に取り組んでいきます。当センターを受診する患者さん、利用者さん、そして職員の皆様のため微力ながら頑張っていきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

新任整形外科部長の御挨拶

中村整形外科部長の写真
整形外科部長 中村 純人

 令和6年(2024年)4月1日付で整形外科部長に就任いたしました中村純人です。当センターでの勤務を始めたのは平成8年なので四半世紀以上の勤務歴になります。
 80年以上前に実践が始まった療育は、当初は先天性股関節脱臼や脊椎カリエスなどの整形外科疾患が主な対象でしたが、これらの疾患の減少に伴い脳性麻痺などによる肢体不自由児、重症心身障害児者へ対象が変化し、近年では発達障害や医療的ケア児へも対象が広がっています。この20年余りの間に、整形外科が主に担当する骨も「身体を支え、血液を造る臓器」から「免疫と密接に関係する臓器」へと認識が変化していきました。骨免疫学という学問が確立し、骨での「免疫寛容」が健康を保つ重要な要素となっていることもわかってきました。障害の有無や種類、程度によらない共存共栄の社会を目指すためには、社会にも寛容性が必要です。
 少子高齢化が急速に進行し、福祉に割けるリソースも無限とはいえない現代日本ですが、障害児・者と携わるすべての人々が個々の障害や立場、様々な事情を尊重し合い、協働して対象が広がり続ける療育を発展させ、次世代へ持続可能なシステムを作っていけるよう、人材育成に努め、北療育医療センターのさらなる発展に尽力していくつもりです。
 何卒よろしくお願い申し上げます。

新任薬剤検査科長の御挨拶

小林薬剤検査科長の写真
薬剤検査科長 小林 美佳

 令和6年4月1日付で薬剤検査科長に着任いたしました、小林美佳と申します。入職してからこれまで都立広尾病院、都立駒込病院、都立大久保病院に勤務してきました。都立病院の薬剤師として【医薬品の適正使用を推進し、誰もが安心して質の高い薬物療法を受けられるよう支援します】という理念のもと、多くの経験を積んできました。
 またNST(栄養サポートチーム)専門療法士として、NST活動にも長年携わっております。療育施設での勤務は初めてとなりますが、患者様や利用者様、御家族の皆様のニーズに的確に応え、魅力ある質の高いサービスを提供していけますよう精一杯努めていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 お薬を安全に使用するためには御家族の協力も大切です。薬局では、お薬に関する様々な質問にお答えしております。お薬の保管方法や、味、飲ませ方に関することなど、お困りのことがありましたらどうぞ御相談ください。

新任医師の御紹介(整形外科 三觜)

整形外科の三觜先生の写真
整形外科 三觜 徹

 令和6年(2024年)4月1日付で整形外科に赴任いたしました、三觜 徹(みつはし てつ)です。
 出身地は北海道札幌市で札幌西高等学校を卒業後、平成31年に山梨大学を卒業し、現在医師6年目になります。
 これまではJCHO東京山手メディカルセンター、東京大学附属病院、茨城県立中央病院、武蔵野赤十字病院と主に外傷をメインとする病院をローテートしてきたため療育施設での経験はなく、毎日が新鮮で充実した日々を送っております。
 患者さん、御家族に寄り添えるような診療を心がけていきたいと考えております。
 分からないことが多く日々御迷惑をおかけしておりますが、どうぞよろしくお願い致します。

TOKYO FREE Wi-Fiを整備しました

TOKYO FREE Wi-Fiのステッカー

TOKYO FREE Wi-Fiは外来及び待合ホールでご利用いただけます

 北療育医療センターでは、このたび、患者・利用者の皆様から御要望をいただいていた公衆Wi-Fi(TOKYO FREE Wi-Fi)を設置しました。
 外来及び待合ホールの右図のエリアで御利用いただけます。御利用に先立ち、利用登録を行っていただく必要がありますので、詳細はホームページを御覧ください。
 一度、利用登録をしていただければ、Wi-Fi利用可能エリアに入った際に自動的に繋がりますので、是非御利用ください。

城南分園 入園式・進級式

城南分園の入園式の飾りつけ

 4月4日(木)に入園・進級式を行いました。少し緊張した表情のお友だち、進級してお兄さんお姉さんになったお友だち、いつもと違う環境にドキドキしながらも思い出に残る式典になりました。通園でいつも歌っているおはようの歌が始まると、緊張していたお友だちも一緒に身体を動かして楽しんでいる姿も見られました。
 久しぶりに制限のない行事で、お子さんの成長を皆さんでお祝いし、特別な時間を一緒に過ごすことができました。

城北分園 通所入所式

城北分園の通所入所式での飾りつけ

 4月5日(金)城北分園通所では新たに2名の仲間を迎え、入所式を行いました。ここ数年は新型コロナウイルス感染予防のため、新入所生の方と御家族、在通所生のみでの開催でしたが、今年度は在通所生の御家族や学校の先生も御招待し、とても賑やかな会となりました。
 新通所生の方は、大勢の先輩方に囲まれて少々緊張した様子でしたが、自己紹介のコーナーや最後に「東京ブギウギ」の曲に合わせて楽器を鳴らしたりすると表情も和らいでいました。
 外は曇り空ではありましたが、通所の皆で作った満開の桜の木や鳥の装飾は春の気持ち良いひと時を感じさせてくれました。新年度も楽しい通所となるように皆で盛り上げていきたいと思います。

都立療育施設の看護師として一緒に働いてみませんか

看護科の職員の写真

 北療育医療センターの看護科は「一人ひとりの笑顔を大切に、看護の原点がここにある」をキャッチフレーズに、重症心身障害児・者の方々に看護・療育を提供しています。 
 重症心身障害看護は個別性が高く、専門的な知識や高い技術が求められます。一人ひとりの意思表示を理解し、求めているケアを提供できた時の看護師の喜びや達成感は、「看護師になって良かった」と感じられる瞬間です。
 看護の基本的な知識・技術はもちろん、専門的な重症心身障害看護についても新人看護師の臨床研修からベテランが受講するジェネラルコースの研修まで、丁寧に指導する研修体制が整っています。
 今年度も北療育医療センターを含む都立療育施設では、令和7年度新人看護師を募集しています。
 2回目の選考(免許取得見込者)が下記日程で実施されます。詳細は福祉局HPを御覧ください。
 免許取得者向けの選考もあります。詳細はこちらのページを御覧ください。

申込受付期間:令和6年6月24日(月曜日)17時(受信有効)

選考日:令和6年7月13日(土曜日)

合格発表:8月上旬

配属予定先:北療育医療センター・府中療育センター

採用予定人数:20名程度

一人ひとりを大切に守り続ける仲間として、一緒に働いてみませんか。

お問い合わせ

北療だよりに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。

●編集責任者  事務次長 大高 祐一(※大高の「高」ははしご高です。)

●住所  東京都北区十条台一丁目2番3号 

●電話  03-3908-3001(代表)


北療育医療センターは、心身に障害がある方々の、医療と療育の総合施設です。

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