院長あいさつ

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令和8年4月より,都立府中療育センターの院長を拝命いたしました田沼直之と申します。

私は1997年に当センターに入職し、気がつけば30年近くの年月が経ちました。この間、多くの皆様に支えていただき、育てていただいたことに、心より感謝申し上げます。これまでの経験を活かしつつ,心新たに,安全で信頼される療育・医療を提供し,利用者の皆様一人ひとりに寄り添った支援を行ってまいります。

当センターは、昭和43年に当時東洋一の重症心身障害児のための入所施設として開設いたしました。また,昭和51年には外来診療を担う東京都立多摩療育園が開設され,いずれも長年にわたり障害児者とその家族を支援してまいりました。令和2年6月に両施設が統合・移転し,入所・外来診療・通園・通所など多様なサービスを総合的に提供する新しい府中療育センターとして再スタートを切りました。現在,当センターの病床数は260床で,東京都内では最大規模の重症心身障害児者の施設となっております。

当センターは,東京ドームの約半分にあたる広さの敷地に位置し,地上3階,地下1階建てのゆとりある構造となっております。施設内は明るく開放感にあふれ,生活の質を高める様々な工夫が施されています。南側には森に面した遊歩道付きの広場が広がり,四季折々の自然を身近に感じることができます。また,災害時の安全性にも十分配慮した設計となっております。

近年では,入所利用者の高齢化に伴い,従来の障害に加えて様々な成人病を併発する方も増えております。また,年少者においても,人工呼吸器の使用など医療的ケアの必要性が高まっており,開設当時とは大きく異なる医療が求められております。こうした変化に対応するため,当センターは,同じ多摩メディカルキャンパス内にある多摩総合医療センター,小児総合医療センター,神経病院などの専門医療機関と緊密に連携し,より質の高い医療を提供できる体制を整えております。

今後とも,障害のある方々とそのご家族が,安心して豊かな生活を送れるよう,職員一同力を合わせて努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
 

令和8年4月

府中療育センター 院長 田沼直之

 

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