養育家庭体験発表集2017年(平成29年度実施)

更新日

~「養育家庭体験発表集」の発行にあたって~ より
都内には、様々な理由で親と一緒に暮らすことのできない子供が約4,000人います。
都では、このような子供たちが、実の親に代わり、家庭的な環境の下で生活できるように、養子縁組を目的としない「里親」(養育家庭(ほっとファミリー))の普及啓発に努めています。
そして、多くの方に養育家庭制度を理解していただくとともに養育家庭(ほっとファミリー)になっていただけるようにと、各区市町村と協力し、養育家庭(ほっとファミリー)体験発表会を開催しています。
 この冊子は、平成29年度に開催された体験発表会において、養育家庭(ほっとファミリー)の皆さんに発表していただいた内容を要約し、冊子にまとめたものです。
 養育家庭(ほっとファミリー)になろうと思ったきっかけ、元里子の委託されていた時の思い、交流中の思いがけない出来事や慌ただしい日々の様子などが描かれています。
また、委託後の子供の赤ちゃん返りなどの問題や実子と里子の関係、里子を育てることゆえの悩みについても語られています。
しかし、そういった御苦労の中にも、子供が少しずつ家庭になじんで心が通じ合っていくのが実感でき、養育家庭(ほっとファミリー)をやっていて良かったという話や、悩んだ時に養育家庭(ほっとファミリー)仲間や児童相談所の職員など周りの人から支えてもらった話など、養育家庭(ほっとファミリー)だからこそ味わえる子育ての素晴らしさにも触れています。
 より多くの都民の皆様にお読みいただければ幸いです。

平成30年9月
東京都福祉保健局少子社会対策部育成支援課長
玉 岡 雄 太

記事ID:114-001-20240814-006681