令和6年度東京都硫黄島戦没者追悼式を開催しました ※今年度の募集は終了しました
- 更新日
1月16日(木曜日)、小笠原村硫黄島において令和6年度東京都硫黄島戦没者追悼式を執り行いました。
硫黄島は、第二次世界大戦末期の激戦地であり、2万人あまりの尊い命が失われた、現在でも戦争の痕が色濃く残る島です。東京都は、関係ご遺族とともに、硫黄島で戦没された方々を慰霊し、平和を願う都民の強い決意を表すことを目的として、毎年追悼式を挙行しており、本年で42回目の実施となります。
昨年度は噴火活動の影響で渡島がかなわず、都庁舎での実施となりましたが、戦後80年の節目の年となる今年度は、硫黄島で追悼式を実施することができました。追悼式には、ご遺族36名のほか関係者が参列し、硫黄島で先頭の指揮を執った故栗林忠道中将を祖父にもつ栗林快枝さんは、「遺族としては、この平和を守り続け、尊い命を奪い、ただただ深い悲しみだけを残す戦争を絶対に繰り返さないために、事実を風化させないよう、永く後世に正しく伝えていかなければならない」と述べました。その後、島内の慰霊碑や戦跡を巡拝し、戦没者のご冥福をお祈りしました。
【「鎮魂の丘」における献水】
【追悼のことばを読む栗林さん】
【摺鉢山山頂における献花】
※令和7年度の参加募集については、令和7年夏ごろを予定しています。