障害者の社会参加に御理解を
障害者にとっての「バリアフリー」を進め、障害者の「社会参加」を促進するために皆様のご理解とご協力をお願いします。
障害には、様々な種類があり、その状態も多様です
障害には、身体障害、知的障害、精神障害等があり、それぞれの障害によって、障害の状態も多様です。いくつかの障害が重複している方もいます。
身体障害者
視覚、聴覚、平衡機能、音声・言語・そしゃく機能、肢体不自由(上肢・下肢・体幹・運動機能)、内部機能(心臓、じん臓、呼吸器、ぼうこう、直腸、小腸、免疫、肝臓)に障害があり、「身体障害者手帳」が交付されている人のことを言います。
知的障害者
知的機能の障害が発達期(概ね18歳まで)に現れ、日常生活に支障があるために、何らかの援助を必要とする人のことを言います。
東京都では「愛の手帳」(他県では療育手帳)を交付しています。
精神障害者
統合失調症、うつ病等の気分障害、アルコールや薬物依存、その他の精神疾患がある人のことを言います。
継続的に日常生活又は社会生活に制限がある場合、本人の申請により「精神障害者保健福祉手帳」が交付されます。
・発達障害者
自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害等の通常低年齢で発現する脳機能の障害をもつ人のことを言います。
・高次脳機能障害者
病気や事故などにより、脳が部分的に損傷を受けたために生じる記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害等の認知障害のため、日常生活又は社会生活に制限がある人のことを言います。
※発達障害者及び高次脳機能障害者は、障害者総合支援法における障害者の定義に含まれており、障害者自立支援法に基づく各種サービスの対象となります。
バリアフリー社会の実現のために
障害のある方々にとって、「バリア」は段差などのハード面だけにあるものではありません。
段差を解消し、エレベーターを設置するなどの「福祉のまちづくり」の整備とともに、障害者に対する正しい知識と理解をもち、障害の有無にかかわらず、誰もが地域の中で暮らせる社会を実現するための取組が求められています。
しかし、間違った理解のために、障害者に対する「偏見」や「差別」が生じたり、障害者の抱える問題に関心をもたないなど、まだまだ社会の中での「バリア」が存在しているのが現状です。
例えば、心臓病や腎臓病などの内部障害の方は、外見からは障害者であることが分からないために、電車やバスなどの「優先席」に座っていると、注意を受けたりすることがあったり、発達障害の方の一部には、脳機能に障害があることが外見からは分からないために、本人の症状を「態度が悪い」とか「親のしつけが悪い」と誤解されることがあります。
東京都では、こうした問題を解決するために、様々な障害に対する正しい理解の普及に努めてまいります。皆様のご理解とご協力をお願いします。
障害は決して他人ごとではありません。病気や事故で「障害者」になる可能性は誰にでもあります。
ご意見などありましたらお寄せください。
障害に関するシンボルマークについて
障害に関するシンボルマークは、国際的に定められたものや法律に基づいているもののほか、障害者団体が独自に提唱しているものもあります。そのうち、代表的なものを紹介します。
各マークの詳細・使用方法等は、各関係団体にお問い合わせください。
お問い合わせ
このページの担当は 障害者施策推進部 企画課 社会参加推進担当(03-5320-4147) です。