先輩職員からのメッセージ

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指導科通所 滝浪さん(福祉)

1)仕事内容を教えてください

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指導科通所 滝浪さん(福祉)

重症心身障害の方の通所施設で福祉職として働いています。通所へ通っている利用者さんが楽しく安全に過ごせるよう、活動内容や行事などを考えています。活動では、ゲームや製作の内容を考え、どうしたら楽しんでもらえるか工夫しています。

2)障害者分野・療育分野の就職前のイメージと就職後の実際はどうでしたか

大学生の時に、児童発達支援センターで実習させていただきましたが、成人の方と関わったことが無かったため、イメージも少なく不安でした。就職後は先輩方からのサポートや分からないことを質問できる環境、研修もあり安心して取り組むことができました。

3)仕事で難しいと思ったこと、困ったこと、悩んだことを教えてください

重症心身障害の方と関わるのは初めてだったので、どのように関わるのか、工夫しなければいけないことは何かなど、何も知らないところからのスタートでした。まだまだ、工夫するべき事では悩むことはありますが、その都度アドバイスをいただいています。

4)仕事で嬉しかったこと、感動したこと、やりがいを感じたことを教えてください

利用者さんが楽しく活動に参加している様子を見たり、楽しかったと感想を言っていただいたりした時に嬉しく思います。今後も楽しんでもらえるような活動を考えよう!と思える瞬間でもあります。

5)これから仕事の中で経験したいこと、学びたいことを教えてください

通所施設の活動についてももちろんですが、ご自宅で生活しているという背景を意識しながら利用者さんに関わっていくためには、どうしたらよいのか学んでいきたいと思っています。

6)療育分野に従事することを目指している方にメッセージをお願いします

個性あふれる利用者さんが多く、一緒に活動を行うことによって私自身も楽しんでいます!就職活動では、大変なことも多く辛くなってしまうこともあると思いますが、ご自身がやりたい!と思った気持ちを忘れず、頑張ってください。

指導科 小林さん(心理)

1)仕事内容を教えてください

指導科 小林さんの写真
指導科 小林さん(心理)

主に知的能力・発達の評価と相談業務を担当しています。

外来では、生後数か月~成人までの利用者さんに知能検査・発達検査を行ったり、定期的に心理面接を行ったりしています。保育の時間にも参加し、1歳~3歳のお子さんの様子を見させていただいて、親御さんと一緒にできたことや変化したことを見つけるお手伝いをしています。
院内では、入院病棟・入所病棟を担当しています。幼児~成人の利用者さんたちと一緒に楽しめる活動を行う中で、どのようなことなら能力的にできて楽しめるか・嫌かなどについて情報収集して、余暇活動や今後の支援に役立てています。必要に応じて病棟の利用者さんに対して心理面接をすることもあります。

2)障害者分野・療育分野の就職前のイメージと就職後の実際はどうでしたか

入所の療育施設だと、利用者さんとコミュニケーションが全く取れないのではないか、利用者さんの生活や業務が単調でつまらないのではないかと考えていました。
入職してみると、利用者さんはご本人なりのサインやジェスチャーで伝えてくれることもあり、少しずつやり取りができるようになりました。北療育医療センター(以下、北療)では、定期的な遠足やドライブのほかに、誕生会、花火大会、オータムフェスタ、お楽しみ会などなど、想像よりはるかにイベントが多く驚きました。
利用者さんも楽しみにしているイベントが多く、一緒に楽しんで実施しています。

3)仕事で難しいと思ったこと、困ったこと、悩んだことを教えてください

これまでの精神科病院・クリニックの仕事では、患者さんと言葉でやり取りすることが多かったのもあり、北療に来てからは利用者さんとのコミュニケーションの仕方に慣れるまで時間がかかりました。利用者さんのジェスチャー、発声の様子、表情、質問してから返事を待つまでの時間の長さなど、これまでの言葉でのやりとりと違って最初は戸惑いましたが、利用者さんご自身や先輩職員に教えてもらいながら分かるようになったことも増えたように思います。

4)仕事で嬉しかったこと、感動したこと、やりがいを感じたことを教えてください

以前は思春期~大人の方に、カウンセリング・心理検査・デイケアなどを通じて、主に困った状況・課題を改善していく支援に当たっていました。
北療では、お子さんや利用者さんと関わらせてもらう中で、「言葉が出てきた」「みんなと一緒の場にいられるようになった」「これまでとは違うもの・活動に興味が出てきた」など、日々の成長や変化を間近に感じられるのが嬉しいです。利用者さんのできることや好きなことを活かして、今後の生活をどう充実させていくか考える支援に携われるのがやりがいだと感じています。

5)これから仕事の中で経験したいこと、学びたいことを教えてください

引き続き、目の前のお子さん・利用者さんがどのような方か知る技術や、どのような支援や工夫があるとより生活が充実するのか関わる技術を学んでいきたいと思います。他の専門職と連携の際に、どのようなコンサルテーションができると支援が広げていけるのかも学びたいと考えています。

6)療育分野に従事することを目指している方にメッセージをお願いします

北療での仕事は、日常の細かな変化や嬉しかったことなど、生活場面や生活に近い部分の出来事を利用者さんと一緒に積み重ねていき、生活を充実させる支援に携われるのが魅力だと思います。みなさまと一緒に働けるのを楽しみにしております。

訓練科 田中さん(理学療法士)

1)仕事内容を教えてください

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訓練科 田中さん(理学療法士)

子どもと遊びながら、運動発達を促す手伝いをしています。成人した方の機能維持・改善の支援にも努めています。現在は外来や入所している方々を担当していますが、1人1人の状況を見ながら、ご本人や親御様が笑顔になるようチーム全体でアプローチしています。

2)障害者分野・療育分野の就職前のイメージと就職後の実際はどうでしたか

療育分野に関わる前は、特別なスキルが必要で難しいだろうな・・というイメージがありましたが、実際働いてみると利用者様の笑顔やちょっとした変化がとても嬉しく感じられ、理学療法の勉強はもちろんのこと、利用者様を支えたいという気持ちが強くなっていきました。

3)仕事で難しいと思ったこと、困ったこと、悩んだことを教えてください

取り巻く環境や将来的な見通しに配慮して進めていく必要があるため、幅広い視点での考え方を持たないとならず、私の頑張りどころです。

4)仕事で嬉しかったこと、感動したこと、やりがいを感じたことを教えてください

担当している方の成長や変化をふと見られたときは自分のことのように嬉しく、パワーをもらえます。

5)これから仕事の中で経験したいこと、学びたいことを教えてください

センターを利用する様々な方に対して、柔軟に対応できる力を身に付けていきたいと思っています。目の前に生じる課題に対してその都度向き合っていきたいと思っています。

6)療育分野に従事することを目指している方にメッセージをお願いします

私自身成人分野での経験がありますが、療育は利用者様や親御様との関わりの中で自分自身が成長できる分野だと感じています。前職場でも療育に携わっていましたが、北療はチームで取り組む体制があり科内には経験豊富な先輩方が数多くいるため、気軽に相談できありがたく感じています。
根気の要る仕事ですが、携わりたいと考えている方は一緒に頑張りましょう!

看護科 B1病棟 近藤さん(看護師)

1)仕事内容を教えてください

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看護科 B1病棟 近藤さん(看護師)

主に療育を提供する成人病棟で、重症心身障害児・者の入所者の方々の痰の吸引や胃瘻からの栄養剤注入などの医療的ケア、食事介助や清拭などの日常生活援助を行っています。

2)障害者分野・療育分野の就職前のイメージと就職後の実際はどうでしたか

就職前は重症心身障害児・者の方と接したことがなく具体的なイメージが全くありませんでした。療育病棟ではありますが、人工呼吸器を常時使用していたり1日に何度も痰の吸引が必要であったりと状態の変化に注意の必要な入所者の方も多く、医療的なケアの重要性や医療者の責任の重さを感じています。

3)仕事で難しいと思ったこと、困ったこと、悩んだことを教えてください

自分の状態を言葉で説明できない利用者の方が多く、体調が悪くても表情などにはあまり出ない方もいます。入所者の方がどのような状態にあり何が必要なのか、まだ、自分では判断が難しく、先輩方に日々相談しながらその方や状況にあった方法を学んでいます。

4)仕事で嬉しかったこと、感動したこと、やりがいを感じたことを教えてください

入所者の方への関り方のコツや以前からの様子を先輩職員から聞き、その方にあった接し方を考えながらケアしています。ほとんど反応がないと思っていた入所者の方の小さな快・不快の反応が分かったとき、少し心が通じたと感じ、また自分の成長も感じられ嬉しく思いました。

5)これから仕事の中で経験したいこと、学びたいことを教えてください

コロナ禍で面会が中止されていた時期もありますが、今は再開され、ご家族の関わり方や想い取り入れ、より個別性に配慮した看護ができるようにしていきたいです。

6)療育分野に従事することを目指している方にメッセージをお願いします

一般の病院では退院後の患者様に関わる機会はなかなかありませんが、北療育医療センターでは、短期医療。短期入所などで定期的に入院・入所される方も多くいます。一人ひとりの患者・利用者の方々の在宅療養や暮らしを見守っていけることも療育の魅力の1つだと感じています。

看護科 A1病棟 笠原さん(看護師)

1)仕事内容を教えてください

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看護科 A1病棟 笠原さん(看護師)

小児医療病棟で入院・入所される患者・利用者の方の呼吸ケアや栄養管理、排泄ケアや清潔ケアなどの医療的ケアを実施しています。また、入退院時には家族とのコミュニケーションを大切にし、安心して介護休養できるよう努めています。

2)障害者分野・療育分野の就職前のイメージと就職後の実際はどうでしたか

就職前は少し閉鎖的なイメージを持っていた分野でした。しかし、就職してみると多職種がその人らしい生活の実現を考えながら関わり、患者・利用者・家族の方が生き生きと生活を送っているなという印象に変わりました。また、療育分野では個別性の看護が重要だということを就職してから知り、日頃より医療知識や技術を高めていく必要性を感じています。

3)仕事で難しいと思ったこと、困ったこと、悩んだことを教えてください

患者・利用者の方のなかには言葉でのコミュニケーションが難しい方もいるので、患者・利用者の方の気持ちがうまく汲み取れないときに、もどかしさを感じるときがあります。そうしたときは先輩看護師に相談したり、多職種でカンファレンスを実施し、患者・利用者の方が安楽に療養できるように関わっています。

4)仕事で嬉しかったこと、感動したこと、やりがいを感じたことを教えてください

受け持ち患者・利用者の方が入院時に状態が悪くても、個別性のある看護を計画・実践し、少しでも良い状態で退院していくときに嬉しさを感じます。そのようなときは家族の方も安心した様子がみられ、少しは負担を軽減できたのではとやりがいを感じます。

5)これから仕事の中で経験したいこと、学びたいことを教えてください

療育分野の患者・利用者の方は呼吸器疾患を抱えている方が多く、人工呼吸器を使用している方も多いです。看護師として呼吸器ケアの知識をより学び、患者・利用者の方が安定して日々を過ごせるよう看護師として関われたらと思っています。

6)療育分野に従事することを目指している方にメッセージをお願いします

療育分野では他の分野に比べ、長いスパンで患者・利用者・家族の方に関わることができ、深い関係性を築けるのが魅力だと感じています。うまくいかないことや難しく感じることも多いですが、経験豊富な先輩や多職種からの助言で看護師としての成長も感じられることが多いです。そのような当センターで皆さんと一緒に働けるのを楽しみにしています。

記事ID:114-001-20240814-010681