福祉保健局



動物の愛護と管理

 近年、犬や猫をはじめ様々な動物が飼育されるようになりました。一方で、飼育モラルの欠如による近隣への迷惑行為や動物取扱業での不適切な管理などペット動物に関する問題も生じています。また、人と動物の関係がより密接なものとなり、狂犬病、鳥インフルエンザなどの動物由来感染症の予防も一層重要となっています。
都では、「東京都動物愛護管理推進計画」に基づき、人と動物との調和のとれた共生社会の実現を目指して、施策の着実な推進を図っています。

(福祉保健局健康安全部環境保健衛生課)

動物の引取数減少・譲渡拡大

 動物の殺処分ゼロの継続に向けて、引取数を減少させるため、動物の適正飼養・終生飼養の普及啓発や区市町村における飼い主のいない猫対策の取組支援などを実施しています。また、引取り・収容された動物の譲渡機会を拡大させるため、譲渡促進月間(11月)におけるPRイベントの開催や東京都動物情報サイト「ワンニャンとうきょう」による譲渡会等の情報提供、ボランティア団体等と連携した離乳前子猫の育成・譲渡、負傷動物の譲渡に協力する団体等への必要な物資の提供など、様々な取組を行っています。
東京都動物情報サイト「ワンニャンとうきょう」
HP https://wannyan.metro.tokyo.lg.jp/

東京都における動物の総取扱数

動物愛護推進員

 地域において、動物愛護や適正飼養についての普及啓発や助言、支援を行います。令和元年10月1日現在で、304名の動物愛護推進員を委嘱しています。

動物取扱業の規制

 動物の販売、保管、訓練、展示など動物取扱業の登録を行っています。また、平成25年9月から規制強化された動物の対面販売や幼齢の犬猫の取扱い等の確認を含めた監視指導を行っています。

 

危険な動物の飼養規制

 ライオン、わし、わになどの危険な動物(特定動物)についての飼養保管許可や飼養施設基準に基づく指導などを行っています。また、危害の発生防止のため、施設の立入調査による監視指導を行っています。

動物由来感染症

 狂犬病や鳥インフルエンザなどの動物由来感染症の人への感染防止のため、調査研究を行い、予防対策を講じるとともに、発生時に迅速な対応ができるよう、体制を整備しています。

災害時の動物救護

 危害防止及び動物愛護の観点から、避難所等での動物の受入れや動物救護活動が速やかに行えるよう、区市町村や都獣医師会等関係団体との協力体制を整備しています。また、区市町村が行う動物一時避難所整備、フード・ケージの備蓄、応急処置備品、飼い主を対象とした普及啓発等に対し、支援を行っています。

動物愛護相談センター

 都における動物行政の拠点として、飼い主不明の犬の保護・収容、犬・猫の引取り、返還、譲渡、負傷動物の収容・治療、動物取扱業の登録・監視指導、特定動物の飼養保管許可、動物由来感染症対策などを行っています。

負傷動物の治療


表紙はじめに目次将来世代にわたって信頼できる福祉・保健・医療サービスを目指して東京都の福祉・保健・医療施策参考資料

東京福祉保健局

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