(7) 健康危機への対応
健康危機に備えて |
新型インフルエンザ、エボラ出血熱やデング熱などの新興・再興感染症の脅威、食中毒、危険ドラッグ・大麻などの薬物の乱用など、多様化する健康危機から都民の健康と安全を守るための取組を進め、健康危機管理体制の充実を図っています。
健康安全研究センター
健康危機に対応した都の様々な施策を科学的・技術的に支えており、検査研究部門、広域監視部門及び健康危機情報部門が密接に連携し、右のような業務を行っています。
都民の生命と健康を守るため、健康危機全般にわたる情報を一元的に収集・解析・発信するとともに、健康危機発生時に迅速かつ機動的に対応可能な危機管理体制を確保しています。
HP http://www.tokyo-eiken.go.jp/
![検査風景](../img/2020_p71_02.png)
![感染症対策](../_ai_img/2020_p71_02.png)
感染症対策 |
国際化の進展とともに、これまで国内での発生がない新たな感染症の発生リスクが高くなっており、こうした感染症の脅威に的確に対応するための対策の強化が必要です。東京都は、平成30年3月に改定した「東京都感染症予防計画」に基づき、感染症への備えと対策を推進していきます。
感染症発生動向調査
医療機関から報告される感染症発生状況等の情報を、保健所・都・国を結ぶオンラインシステムにより迅速に収集・解析し、その結果を都民及び医療関係者などへ提供・公開します。
(福祉保健局健康安全部感染症対策課・健康安全研究センター)
感染症指定医療機関
エボラ出血熱などの一類感染症に対応可能な病院を4か所、MERS(中東呼吸器症候群)などの二類感染症に対応可能な病院を10か所指定しています。
(福祉保健局健康安全部感染症対策課)
医療費の公費負担
法に基づく入院勧告又は措置により感染症指定医療機関で医療を受けた一類又は二類感染症などの患者の入院医療費を負担します。
(福祉保健局健康安全部感染症対策課)
感染症健康危機管理情報ネットワーク
都、保健所、感染症指定医療機関、アジア各都市の感染症対策従事者等による情報ネットワークを構築し、迅速な情報の共有化を図るとともに、集約した情報を基に適切な感染拡大防止策を講じます。
(福祉保健局健康安全部感染症対策課)