福祉の仕事に就きたいと思ったきっかけは何ですか? 困っている子どもの力になりたいと思っていましたが、具体的に児童福祉の仕事を意識したのは大学生の時でした。不登校の児童を対象とした家庭教師のアルバイトをする中で、学校で支援することが難しい子どもの力になりたい、そのような職業はないだろうか?という思いは強くなりました。 実際に一時保護所で働く中で、学んだことや意識が変わったことはありますか? 最初は、一時保護所という場所のイメージが出来ず、厳しくて子どもに寄り添うことが難しい場所なのだろうと思っていました。実際に働くと、様々な主訴の子どもの入退所が日々繰り返されるためなかなか安定しない集団であり、定員を超える状況も多く大変ではあります。しかし、その中でも職員は子どもに寄り添い熱心に働く方ばかりで、今出来る支援をやっていく姿勢が大切であることを学んでいる最中です。また、私は現職場が二か所目の保護所ですが、職場や子どもの特性や時期によって、状況も対応も全然違って見えてくるため、支援に正解がないことに最初は戸惑いました。その時々で情報や意見を職員達で話し合い、今の最善を考えることが必要だと思っています。 あなたの考える「目指すべき一時保護所職員像」を教えてください。 月並みですが、子どもに真摯に向き合う職員でありたいです。魅力ある職員は子どもだけでなく大人(職員)にとっても魅力的だと思います。子どもの前に立っていない時間や、職務に直接関係のない事でも、すべて子どもに繋がってくると思います。ですから、好きなことや幸せな時間を過ごすことがひいては子どもに還元されるかなと思います。また、一時保護所は職員同士の連携も必須の仕事なので、仕事を助け合える職員でありたいです。
一日のスケジュール 16:30 始業 日勤者より、日中の様子を引継 17:45 子どもと夕食 お代わりの配膳 18:50 子どもの自由時間の見守り 19:30 子どもの布団敷の見守り 20:00 夜課題(この日は点つなぎ)の支援 20:30 子どもの日記記入と就寝準備(トイレ等)の見守り 21:30 おやすみなさいの挨拶をし、子どもの就床~入眠を見守り 22:30 子どもを見守りつつ、日記のコメント記入や夜間の様子の引継ぎの準備等 1:00 夜間の身柄児童の引き受け 2:00 休憩 5:00 ある児童の夜尿対応 6:30 子どもの起床の声かけ・見守り 7:45 子どもと朝食 9:00 日勤者へ、夜間の様子を引継ぎ 10:00 児童記録入力後、終業