夜勤ではどのような業務を行っていますか? 夜勤の場合は、16時半から9時半までの勤務で、出勤してまず初めに子どもの様子や健康の引継を行います。その後、夕食の準備をし、雑談をしながら子どもと一緒に夕食を取ったり、様子を観察しながら一緒に遊んだりします。21時以降は就寝前なので子どもは居室で日記を書いたり、TV鑑賞等をして一人で静かに過ごすため、見守りをします。不安を抱えていたり、気になる様子の子どもがいれば、話をしたり対応をします。子どもが寝た後は、見回りや子どもの日記への返事を書いたり、記録を作成したり事務作業をします。また、細かな雑務もその時間に行っています。休憩は交代で1時間ずつ取ります。朝になったら体調チェックや朝食の準備をし、子どもと一緒に朝食を取ります。そして、居室の整理整頓や身支度を促したり、学習準備の声掛けを行う等した後、引き継ぎを行い、記録をして終業となります。 夜勤は慣れて自分のリズムが出来れば特に問題はなく、空いている平日の昼間に自由に動けるのが良いところです。若い頃は夜勤明けでディズニーランドに行ったりスキーに行くなど遊びに行ったりしていました。 仕事をしていて、大変なことは何ですか? 現職場で3か所目の保護所勤務になりますが、子どもと気持ちが通うようになるまでに苦労します。特に幼児の場合は言葉がうまく通じないため、その子が何を言っているのかがわからず、相手も私たちの言っていることが理解できず・・私たち職員が怪しい者ではないとわかってもらうまでに時間がかかります。まずは子どもの気持ちを一旦すべて受け止めてから、職員としてやってあげられることは何だろうかと考えます。そして、自分自身がどこを向いて仕事をすべきなのかが見えると、ブレずに子どもに関わっていくことができると思っています。出来るだけ丁寧に関わってあげることを大切にしています。 どんな人が一時保護所職員に向いていると思いますか? 前向きな人。もし失敗しても職員みんなで一緒に対応していくので、色々なアイディアを出して、柔軟に対応できる人が向いていると思います。 一時保護所には、様々な事情の子どもが入所してきます。大人に相談できることはとても大切で、“困ったときは相談してもいいんだ、大人も捨てたものじゃない”と子どもに思ってもらえるよう支援していくことが私たちの仕事です。「家に戻っても親とうまくいかないかも・・」と話した子に、「その時はまた相談すればいい!それは大人になってからも同じだよ。」と伝えたところ、「じゃあ、困ったらここに相談する!」と言った子がいました。 子どもが良い顔をしていると、とてもやりがいを感じます。大変なことももちろんありますが、困難なときでも一緒に支えていける仲間をお待ちしています。
一日のスケジュール 16:30 始業 日勤職員から引継ぎ 18:00 児童と一緒に夕食・服薬対応 19:00 入浴や遊びの見守り、児童と遊ぶ 21:00 日記・様子の気になる児童の対応 23:00 消灯・就寝中の児童の見回り 24:00 洗濯物の回収・浴室掃除・雑務 1:00 休憩 2:00 児童日記コメントや記録作成 6:30 起床の音楽をかける・食事準備 7:00 児童と一緒に朝食・服薬対応 8:00 居室の整理整頓の声掛け等 8:30 日勤職員へ引き継ぎ 9:30 終業