どんな障害?
肢体不自由とは、病気やケガなどにより、上肢・下肢・体幹の機能の一部、または全部に障害があるために、「立つ」「座る」「歩く」「食事」「着替え」「物の持ち運び」「字を書く」など、日常生活の中での動作が困難になった状態をいいます。
サポート方法
こんなことに困っています
肢体不自由のある方の声をもとに一例を紹介します。
街中で……
【困ったこと】
車椅子で横断歩道から歩道に上がるときの段差を超えるのが大変。
【対応の方法】
小さな段差でも、車椅子の人にとっては一苦労。困っている様子を見かけたら、ひと声かけてから、お手伝いをしましょう。
公共の場で……
【困ったこと】
部屋が寒いと感じても、体温調整ができない。
【対応の方法】
肢体不自由のある方には、一定の体温を維持することが困難な方がいます。
自分が適温だと思っていても「寒くないですか?」などと確認をするようにしましょう。
公共の場で……
【困ったこと】
コミュニケーションをとるのが難しい。
【対応の方法】
肢体不自由のある方には、発声に関わる器官のまひや不随意運動、失語症などにより、コミュニケーションをとるのが困難な方がいます。
相手の話していることが分かりにくい場合は、分かったふりをせず、確認しながら聞きましょう。
乗り物で……
【困ったこと】
階段や段差の昇降が困難。
【対応の方法】
困っている方を見かけたら、エレベーターやスロープのある場所へ案内しましょう。
日常生活の中で……
【困ったこと】
棚の上や床面の物を取ることが大変。
【対応の方法】
「取りましょうか?」などと声をかけてから、必要な手助けをしましょう。
身体障害者標識(身体障害者マーク)