30ページ ■用語解説 ※@ ユニバーサルデザイン  年齢、性別、国籍、個人の能力にかかわらず、はじめからできるだけ多くの人が利用可 能なように、都市や生活環境をデザインすること。  一方、バリアフリーは、高齢者や障害者とうが日常生活や社会生活を営む上で障壁とな るような社会における事物、制度、慣行、観念、そのた一切の社会的障壁 かっこ バリア の除去を行う取組。 ※A 障害の社会モデル   障害者が日常生活又は社会生活において受ける制限は、身体障害、知的障害、発達障害 を含む精神障害、難病その他心身の機能の障害のみに起因するものではなく、社会におけ る様々な障壁と相対することによって生ずるものとする考え方。  例えば、足に障害のある人が建物を利用しづらい場合、足に障害があることのみが原因 ではなく、段差がある、エレベーターがない、といった建物の状況にも原因があるという 考え方。    ※B ダイバーシティ  「都民ファーストでつくる新しい東京 2020年に向けた実行プラン かっこ 平成28 年12月東京都政策企画局 が目指す、3つのシティの一つで、誰もが希望や活力を持って 存分に活躍できる都市に東京を進化させていくこと。 ※C 視覚障害者誘導用ブロック  視覚障害のある人を安全に誘導するために、足うらのしょっかんかくで認識できるよう 地面や床面に敷設されている、突起を表面につけたブロック ※D 白杖  視覚障害のある人が安全に歩行するために用いる白い杖のことで、道路交通法に基づき 道路を通行するときの携行が定められている。 ※E ユニバーサルデザイン2ぜろ2ぜろ行動計画  2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機として、全国のユニバーサ ルデザインの取組を推進していくため、様々な障害者団体とうの参画を得て、平成29年 2月に閣議決定された計画 ※F 障害者権利条約  障害者の権利に関する条約。障害者の人権及び基本的自由の享有を確保し,障害者の固 有の尊厳の尊重を促進することを目的として,障害者の権利の実現のための措置とうにつ いて定めたもので、日本は平成26年に批准した。  条約締結の際の国内法整備の一環として「障害を理由とする差別の解消の推進に関する 法律」(障害者差別解消法)が平成25年に制定、平成28年に施行された。 ※G やさしい日本語   「簡単な表現を用いる」、「文の構造を簡単にする」、「ふりがなをふる」などの工夫をす ることで、普通の日本語よりも簡単で外国人にもわかりやすくした表現方法 31ページ ※H 身体障害者補助けんほう 身体障害のある人が身体障害者補助けんなどを伴って社会で活動できるように支援すること を目的として定められた法律 ※I 要約筆記  聴覚障害のある人のために、その場で話されている内容を文字にして通訳する方法 ※J LGBT レズビアン かっこ女性同性愛者 ゲイ かっこ男性同性愛者 バイセクシュアル かっこ両 性愛者 トランスジェンダー かっこ出生時に判定された性別と異なる性別で生きる人、あ るいは生きたいと望む人 の頭文字をとって作られた言葉で、性的マイノリティと呼ばれ ることもある。 ※K 内部障害  心臓機能、呼吸器機能、腎臓機能、膀胱・直腸機能、小腸機能、肝機能、HIVによる 免疫機能のいずれかの障害により日常生活に支障がある人 ※L オストメイト  尿をためる膀胱や、便をためる直腸の病気による機能の低下又は喪失により、排泄物を 体外に排泄するための人工肛門・人工膀胱を造せつした人。   ■参考資料とう ・「区市町村や事業者のための 心のバリアフリー及び情報バリアフリーガイドライン」かっ こ平成28年3月 東京都福祉保健局 ・「心のバリアフリー・情報バリアフリー研究シンポジウム 私たちの活動報告「ここから始 めよう」かっこ平成28年11月19日開催 東京都福祉保健局 ・「心のバリアフリーに関する事例収集及び意識調査」かっこ平成29年3月 東京都福祉保 健局 ・「障害者のスポーツ施設利用促進マニュアル」かっこ平成28年2月 東京都オリンピック・ パラリンピック準備局、公益社団法人東京都障害者スポーツ協会 ・東京都障害者差別解消法ハンドブック かっこ平成28年3月 東京都福祉保健局 ・「障害者権利条約パンフレット」かっこ平成27年2月 外務省 ・「ユニバーサルデザイン2ぜろ2ぜろ行動計画」かっこ平成29年2月 内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局 ・「ユニバーサルデザインガイドブック ユニバーサルデザインってなんだろう」(平成27 年11月 新宿区都市計画部) ・「ユニバーサルデザインガイドブック 心と心でコミュニケーション」(平成28年3月 新宿区都市計画部) ・「ユーディートライ」かっこ平成29年3月 江東区都市整備部 ・「小学生のためのユニバーサルデザイン体験教室ハンドブックぱーと1」(平成28年3月 練馬区福祉部) 参考 ○ヘルプマーク  義足や人工関節を使用しているかた、内部障害や難病のかた、又は妊娠初期のかたなど、 外見からわからなくても援助や配慮を必要としているかたがたが、周囲のかたに配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう作成したマーク。 ○ヘルプカード  障害のあるかたとうが、災害時や日常生活の中で困ったときに、周囲に自己の障害への理解や支援を求めるためのカード。  写真 ヘルプマーク ヘルプカード 裏表紙 印刷番号 31の466 心のバリアフリーの実践に向けたハンドブック 平成30年3月発行 平成30年5月増刷 令和2年3月増刷 編集・発行 東京都 福祉保健局 生活福祉部 計画課 郵便番号163の8001 東京都新宿区西新宿2丁目8番1号